短期免許騎手2026最新|プーシャン・C.デムーロ来日と取得条件・期間を徹底解説
2026年10月28日、JRAはアレクシ・プーシャン騎手とクリスチャン・デムーロ騎手に短期騎手免許を交付すると発表した。両騎手の免許期間は10月31日から始まり、秋のGⅠ戦線で海外のトップジョッキーが再び日本の競馬ファンを沸かせることになる。プーシャン騎手は12月29日まで、C.デムーロ騎手は12月27日まで騎乗できる予定だ。
短期免許騎手は、海外で活躍する騎手が一定期間、日本の中央競馬に参戦するための制度だ。ただし、海外で有名なら誰でも来日できるわけではない。成績などの取得条件に加え、身元引受調教師や契約馬主の確保、JRAによる審査などが必要になる。2026年の交付情報を軸に、免許期間、来日騎手の一覧、過去の成績、制度の仕組みを整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年10月の最新情報:JRAは10月28日、アレクシ・プーシャン騎手とクリスチャン・デムーロ騎手への短期免許交付を発表した。
- 取得条件:海外の競馬統括機関から免許を受けていることに加え、リーディング順位、指定GⅠの勝利実績、ワールドオールスタージョッキーズの成績など、所定の条件を満たす必要がある。
- 制度のポイント:身元引受調教師と契約馬主が申請手続きなどを支え、免許期間は原則として3か月以内。2026年の秋はプーシャン騎手とC.デムーロ騎手に注目が集まる。
【まず結論】短期免許騎手とは?2026年のJRA交付情報を解説
短期免許騎手とは、外国の競馬統括機関から騎手免許を受けている騎手が、JRAの審査を経て一定期間、日本の中央競馬で騎乗するための免許を取得した騎手を指す。JRAの競馬用語辞典では、外国の騎手に対して臨時に試験を行い、合格者に有効期間3か月以内の免許を交付する仕組みが説明されている。
通常、海外の騎手が日本の中央競馬で騎乗するには、日本で有効な騎手免許が必要だ。海外で取得した免許だけで、自由にJRAの競走へ参加できるわけではない。短期免許制度は、海外で実績を積んだ騎手に期間限定の参戦機会を設け、国際的な競馬交流を促す役割を担っている。
2026年10月28日にJRAが公表した交付情報では、秋の短期免許騎手として次の2人が発表された。
- アレクシ・プーシャン騎手:2026年10月31日から12月29日まで。身元引受調教師は田中博康調教師、契約馬主は吉田和美氏。
- クリスチャン・デムーロ騎手:2026年10月31日から12月27日まで。身元引受調教師は斉藤崇史調教師、契約馬主は吉田勝己氏。
両騎手の免許期間は同じ日に始まるが、終了日は異なる。短期免許は騎手ごとに期間が設定されるため、「秋に来日する外国人騎手は全員、年末まで騎乗できる」と理解するのは正確ではない。
また、短期免許の交付と、特定のレースへの騎乗予定は別の情報だ。免許を取得していても、実際にどの馬へ騎乗するかは、出走馬や騎乗依頼の状況によって変わる。レースごとの騎手は、JRAの出馬表や正式な発表で確認する必要がある。
【取得条件】JRAの短期騎手免許はどうすれば取得できる?
JRAが公表した「2026年度 短期免許申請ガイダンス」によると、対象者は外国の競馬統括機関から騎手免許を受けている騎手で、見習騎手は対象外となる。さらに、平地免許では、申請時に定められた実績要件のいずれかを満たさなければならない。
取得条件は大きく分けて、リーディング順位、指定GⅠ競走での勝利実績、ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)の騎手表彰順位という3つのルートがある。
1.本拠地のリーディング順位
海外での勝利数やランキングは、短期免許の審査における重要な判断材料だ。ただし、全世界で統一された単一の順位基準があるわけではない。米国、英国、フランス、オーストラリアなど、本拠地の競馬制度に応じて参照するランキングと必要な順位が異なる。
例えば、米国では北米賞金リーディングの過去2シーズンのいずれかで5位以内という基準が設けられている。オーストラリアでは国別リーディングの過去2シーズンのいずれかで1位という基準があるほか、地域によっては3位以内などの条件が適用される。女性騎手については、女性部門の順位や勝利数などを組み合わせた特別な基準も設定されている。
2.指定されたGⅠ競走で2勝以上
ランキング以外にも、国際的に評価されたGⅠ競走の勝利実績を基準とするルートがある。2026年度のガイダンスでは、原則として対象となる指定GⅠ競走で2勝以上していることが要件となっている。
対象となるのは、国際競馬統括機関連盟(IFHA)が発表する「世界のトップ100GⅠ競走」など、ガイダンスで指定された競走だ。単に海外のGⅠを1勝したというだけで、必ずこの条件を満たすわけではない。対象となる競走の年度やランキング条件も確認する必要がある。
3.WASJの騎手表彰順位
ワールドオールスタージョッキーズは、国内外の騎手が集う国際的な騎手競走だ。JRAの2026年度ガイダンスでは、当該年または過去2年のWASJで騎手表彰順位5位以内に入ったことも、取得条件の一つに挙げられている。
ただし、いずれかの実績要件を満たせば、無条件で免許が交付されるわけではない。申請書類の確認や審査、選考、臨時試験などの手続きがある。短期免許の交付人数には上限も設けられているため、条件を満たすことと、実際に免許を取得できることは区別して考えたい。
申請人数にも上限がある
2026年度のJRAガイダンスでは、同時期に免許を交付できる人数を、平地騎手は5名、障害騎手は2名までとしている。障害騎手については、東西それぞれ1名以内という制限もある。申請者が枠を超えた場合は、審査のうえで選考される。
つまり、短期免許制度は、海外の実績を評価する仕組みであると同時に、受け入れ人数や競馬の公正確保を考慮した制度でもある。
【2026年最新一覧】短期免許騎手の来日予定・免許期間・引受先
2026年のJRA公式発表をもとに、短期免許が交付された主な外国人騎手を整理した。期間は各騎手の交付発表に記載されたもので、秋の来日予定を確認するときは、過去の免許期間と混同しないことが大切だ。
| 騎手 | 2026年の免許期間 | 身元引受調教師 | 契約馬主 |
|---|---|---|---|
| トール・ハマーハンセン | 1月4日〜2月27日 | 池添学(栗東) | 吉田和美氏 |
| レイチェル・キング | 1月24日〜2月23日 | 堀宣行(美浦) | 金子真人ホールディングス株式会社 |
| マイケル・ディー | 3月14日〜4月12日、4月18日〜6月17日 | 嘉藤貴行(美浦) | 原禮子レーシング株式会社 |
| ダミアン・レーン | 4月18日〜6月17日 | 堀宣行(美浦) | 株式会社ダノックス |
| フランシスコ・ゴンサルベス | 5月2日〜6月28日 | 和田勇介(美浦) | 中村祐子氏 |
| ジェイソン・コレット | 6月27日〜8月26日 | 杉山晴紀(栗東) | KRジャパン |
| ミカエル・ミシェル | 8月29日〜10月12日 | 西田雄一郎(美浦) | 吉田照哉氏 |
| アレクシ・プーシャン | 10月31日〜12月29日 | 田中博康(美浦) | 吉田和美氏 |
| クリスチャン・デムーロ | 10月31日〜12月27日 | 斉藤崇史(栗東) | 吉田勝己氏 |
この一覧から分かるのは、短期免許騎手の来日が秋だけに集中しているわけではないということだ。年始の中山開催、春のGⅠシーズン、夏競馬、そして秋のGⅠ戦線と、海外騎手が参戦する時期は年間を通じて分散している。
一方、2026年10月28日時点では、秋の免許交付が正式発表されたプーシャン騎手とC.デムーロ騎手が、直近の中心的な注目対象となる。
トム・マーカンド騎手については、10月7日の競馬報道で11月7日から騎乗する予定と伝えられている。ただし、来日予定に関する報道とJRAによる免許交付の正式発表は別のものだ。実際の騎乗開始日や免許期間については、JRAの交付情報で確認する必要がある。

【実績比較】プーシャン、C.デムーロ、ミカエル・ミシェルの注目点
2026年の短期免許騎手を理解するうえでは、名前や知名度だけでなく、海外での成績、日本での騎乗経験、GⅠ実績を分けて見ることが重要だ。JRAの発表資料には、それぞれの騎手の近年の成績や短期免許実績が掲載されている。
アレクシ・プーシャン騎手:フランスのGⅠ実績と2度目の来日
アレクシ・プーシャン騎手は2000年9月11日生まれのフランス人騎手で、2016年にフランスの騎手免許を取得した。JRAの2026年10月28日付発表によると、フランスでの2024年シーズンは895戦123勝、2025年は759戦97勝、2026年は10月28日時点で672戦74勝を記録している。
2024年にはガネー賞、仏2000ギニー、イスパーン賞、ロスチャイルド賞、ジャンロマネ賞、マルセルブーサック賞と、フランスのGⅠ競走で実績を残した。一方、JRAでの短期免許による騎乗は2025年が初めてで、JRA公表資料では通算120戦16勝、重賞勝利はまだないとされている。
2026年10月28日の競馬報道では、プーシャン騎手は昨年の日本での16勝を上回る成績と、重賞初勝利への意欲を示したと伝えられた。今回の来日は、海外で積み上げた実績を日本の競馬場でどこまで生かせるかという点で注目される。
クリスチャン・デムーロ騎手:JRAでの重賞17勝
クリスチャン・デムーロ騎手は1992年7月8日生まれのイタリア人騎手。2009年にイタリアで見習騎手免許を取得し、2010年に同国の騎手免許、2014年にフランスの騎手免許を取得した。
JRAの2026年10月28日付資料によると、フランスでの2025年シーズンは1,414戦217勝でリーディング1位。2026年も10月28日時点で1,153戦134勝、フランスリーディング2位と高い水準の成績を残している。
日本での騎乗実績も豊富だ。JRA公表資料では通算1,522戦263勝、重賞17勝。2024年にはエリザベス女王杯、2025年には朝日杯フューチュリティステークスと有馬記念を制している。日本のGⅠでの経験が、今回の短期免許期間でも大きな見どころになる。
2026年11月1日の天皇賞(秋)では、クロワデュノールに騎乗する予定として競馬報道で取り上げられている。実績馬への騎乗が実現すれば、騎手の技術だけでなく、馬の特徴を短期間で把握する対応力にも注目が集まりそうだ。
ミカエル・ミシェル騎手:2026年にJRA初の短期免許
ミカエル・ミシェル騎手は1995年7月15日生まれのフランス人騎手で、2014年にフランスの騎手免許を取得した。JRAは2026年8月26日、同騎手への短期免許交付を発表。免許期間は8月29日から10月12日までで、身元引受調教師は西田雄一郎調教師、契約馬主は吉田照哉氏だった。
JRAの発表によると、ミシェル騎手は2025/26年シーズンに南アフリカで509戦47勝を挙げ、リーディング20位。さらに2026年には南アフリカのGⅠデイリーニュース2000を制している。JRAの短期免許取得は今回が初めてで、海外での実績を携えて日本の競馬に参戦したケースだ。
3人の経歴を比べると、海外でのGⅠ勝利実績、日本での騎乗経験、来日回数はそれぞれ異なる。短期免許騎手を評価するときは、知名度だけで判断せず、直近の成績と日本での実績を別々に確認したい。
【制度の裏側】身元引受調教師と契約馬主は何をするのか
短期免許騎手のニュースで、騎手の名前と並んで発表されるのが「身元引受調教師」と「契約馬主」だ。これは単なる紹介欄ではなく、外国人騎手が日本で活動するための受け入れ体制を示す情報である。
身元引受調教師は申請と受け入れを支える
身元引受調教師は、短期免許の申請手続きにおいて重要な役割を担う。JRAの2026年度ガイダンスでは、申請書類として調教師が署名・捺印する外国騎手身元引受確約書が挙げられている。また、臨時試験の面接には騎手本人、身元引受調教師、通訳が参加する仕組みだ。
日本の競馬場やトレーニングセンターで騎乗するには、日本独自の競走ルールや調整ルームの運用などを理解する必要がある。海外で豊富な経験を持つ騎手であっても、日本での手続きや環境への対応は欠かせない。身元引受調教師は、こうした受け入れを支える窓口の一つとなる。
契約馬主は騎乗契約に関わる
契約馬主は、騎手と進上金に関する契約を結び、その契約書の写しをJRAに提出するなど、申請手続きに関わる。進上金とは、競走成績に応じて騎手などに支払われる報酬に関係するものだ。短期免許制度では、騎手の来日を支える契約関係が必要になる。
ただし、契約馬主の名前が公表されているからといって、その馬主が所有する競走馬だけに騎乗するという意味ではない。実際の騎乗馬は、各競走の出走状況や騎乗依頼などによって決まる。身元引受調教師と契約馬主は、それぞれ異なる役割を担っている。
申請から騎乗開始までには複数の手続きがある
JRAの申請ガイダンスでは、騎手免許申請書、海外の騎手免許証の写し、旅券、身元引受関係の書類、進上金に関する契約書などが必要書類として挙げられている。加えて、就労ビザに関する手続きや健康診断書、薬物に関する誓約書なども求められる。
その後、審査や選考、臨時試験、各種書類の確認などを経て、免許交付に向けた手続きが進む。海外で活躍する騎手が突然来日して、そのまま自由に騎乗できるわけではない。短期免許は、競馬の公正性と安全性を維持しながら国際交流を進めるための制度として運用されている。

【最新ニュース】秋の短期免許騎手は何に注目すべきか
2026年秋の大きな動きは、10月28日にプーシャン騎手とC.デムーロ騎手への免許交付が正式発表されたことだ。両騎手とも10月31日から騎乗可能となり、11月以降のGⅠシーズンで存在感を示すことが期待される。
特にC.デムーロ騎手は、JRAでの重賞17勝という実績を持ち、日本のGⅠを勝った経験も複数ある。天皇賞(秋)でのクロワデュノールへの騎乗予定は、短期免許騎手の来日ニュースと、実際のレースの見どころが結び付く具体例だ。
プーシャン騎手については、2025年の初来日で16勝を挙げた点が比較の基準になる。2026年はフランスでの成績を重ねたうえで再来日するため、昨年の日本での経験を生かし、勝利数や重賞成績をどこまで伸ばせるかが焦点になる。
一方、ミシェル騎手の免許期間は10月12日に終了している。2026年の短期免許騎手一覧を調べる際には、今年交付された騎手をすべて「現在も騎乗中」と扱わないことが重要だ。過去の交付実績と、これから騎乗する予定の騎手を分けて整理する必要がある。
今後の情報を確認するなら、JRAの「外国人騎手への短期免許の交付」などの公式発表を優先したい。競馬ニュースで「来日予定」「騎乗予定」と報じられた段階と、免許が正式に交付された段階を区別すれば、予定と確定情報を混同せずに済む。
【短期免許騎手】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:短期免許騎手の免許期間は何か月ですか?
A1:JRAの競馬用語辞典では、外国の騎手に交付する臨時免許の有効期間は3か月以内と説明されています。実際の期間は騎手ごとに設定され、2026年秋のプーシャン騎手は10月31日から12月29日まで、C.デムーロ騎手は10月31日から12月27日までです。
Q2:海外でGⅠを勝てば、誰でも短期免許を取得できますか?
A2:いいえ。GⅠの勝利実績は取得条件の一つですが、対象となる競走や勝利数などの基準があります。リーディング順位やWASJの成績を使うルートもあり、申請書類の審査や選考なども必要です。
Q3:身元引受調教師と契約馬主は同じ役割ですか?
A3:異なります。身元引受調教師は、申請時の確約書や受け入れ体制などに関わります。一方、契約馬主は、騎手との進上金に関する契約などを通じて申請を支えます。契約馬主が公表されていても、その馬主の所有馬だけに騎乗するという意味ではありません。
まとめ:短期免許騎手の最新情報は実績・期間・公式発表で判断する
短期免許騎手は、海外の実績を持つ騎手が期間限定でJRAの競走に参加するための制度だ。2026年10月28日のJRA発表では、アレクシ・プーシャン騎手とクリスチャン・デムーロ騎手への免許交付が明らかになり、両騎手は10月31日から騎乗できる予定となった。
取得には海外でのリーディング順位や指定GⅠの勝利実績などの条件があり、身元引受調教師、契約馬主、書類審査や臨時試験など、複数の手続きが関係する。免許期間は原則3か月以内で、騎手ごとに開始日と終了日が異なる。
短期免許騎手の動向を追う際は、海外での成績、日本での騎乗実績、GⅠ勝利歴を分けて見ることが大切だ。そのうえで、来日予定の報道とJRAの正式な交付発表を区別し、最新の免許期間と出馬表を確認すれば、秋のGⅠ戦線をより深く楽しめる。 (出典: 短期 免許 騎手(Yahoo!ニュース))