ダイハツ不正対象車種一覧【2026年最新】基準適合の車とリコール対象を徹底解説
ダイハツの認証不正問題で、自分の車や購入を検討している車種が対象に含まれているのか、不安を感じている人は少なくありません。2026年10月時点で確認できる国土交通省の包括的な検証結果によると、不正が確認された車種のうち、開発中の1車種を除く45車種とエンジン4機種が検証対象となり、42車種とエンジン4機種で保安基準への適合が確認されました。一方、ダイハツ・グランマックス、トヨタ・タウンエース、マツダ・ボンゴのトラックタイプ3車種は、基準不適合と判定されています。
重要なのは、「認証不正の対象車種」「基準適合が確認された車種」「型式指定取消・リコール対象車種」は同じ意味ではないという点です。トヨタのライズやSUBARUのレックスなどのOEM車も含め、対象モデルの一覧、国土交通省の検証結果、リコールの対象条件、車検への影響を整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 対象車種:ダイハツ車だけでなく、トヨタ・SUBARU・マツダのOEM車や旧型車も含まれる。
- 検証結果:45車種のうち42車種は基準適合が確認され、グランマックス・タウンエース・ボンゴのトラックタイプ3車種は不適合となった。
- 所有者がすべきこと:不正対象という理由だけで一律に使用禁止になるわけではないが、リコール対象かどうかを車台番号で確認し、未改修なら販売店に相談する。
【2026年最新】ダイハツ不正対象車種はどれ?まず結論を整理
国土交通省が公表した「ダイハツ工業の不正事案に係る基準適合性の確認結果」によると、2024年6月25日までに対象車種の技術的な検証が完了しました。検証対象は45車種とエンジン4機種で、そのうち42車種とエンジン4機種について、道路運送車両法の基準への適合が確認されています。
基準不適合とされたのは、次の3車種です。いずれもトラックタイプに限られます。
- ダイハツ・グランマックス トラック
- トヨタ・タウンエース トラック
- マツダ・ボンゴ トラック
この3車種については、2024年1月26日に型式指定が取り消され、同年7月5日にリコールが届け出られました。基準適合性の確認試験では、後面衝突時にバッテリーが所定の位置に保持されないおそれが判明しています。
一方、同じ車名でも、バンタイプとトラックタイプでは検証結果が異なります。グランマックス、タウンエース、ボンゴのバンタイプは、国土交通省の検証で基準適合が確認されています。車名だけで対象かどうかを判断せず、ボディタイプや型式まで確認することが大切です。
2026年の最新情報を確認する場合も、まず押さえたいのは、この国土交通省の最終的な包括検証結果です。ダイハツの認証不正に関する公表情報と、個別のリコール情報は分けて確認する必要があります。

【対象車種一覧】ダイハツ・トヨタ・SUBARU・マツダの該当モデル
ダイハツの認証不正は、ダイハツブランドの車だけに限定された問題ではありません。OEM供給によって同じ車両を異なるメーカーのブランドで販売する仕組みがあるため、トヨタ、SUBARU、マツダの車種にも対象が広がりました。
1.検証資料に掲載された現行生産車
国土交通省の検証結果一覧に、現行生産車として掲載された主な車種は次のとおりです。ここでいう「現行生産車」は、検証資料が作成された当時の区分であり、2026年現在の販売状況を示すものではありません。
ダイハツ
- グランマックス(バンタイプ)
- ミライース
- ハイゼット カーゴ
- ハイゼット デッキバン
- アトレー
- アトレー デッキバン
- ハイゼット トラック
- ロッキー(ガソリン車・ハイブリッド車)
- タント
- トール
- タフト
- コペン
- ムーヴ キャンバス
トヨタ
- プロボックス
- タウンエース(バンタイプ)
- ピクシス エポック
- ピクシス バン
- ピクシス トラック
- ライズ(ガソリン車・ハイブリッド車)
- ルーミー
- コペン
SUBARU
- プレオ プラス
- サンバー(バン)
- サンバー トラック
- レックス
- シフォン
- ジャスティ
マツダ
- ファミリア バン
- ボンゴ(バンタイプ)
これらの車種は、認証不正の対象として調査・検証された車種に含まれます。ただし、対象になったこと自体は、すべての車種が保安基準に適合しなかったことを意味しません。国土交通省の検証結果では、上記の車種の多くで基準適合が確認されています。
2.生産終了車・旧型モデルも対象
今回の問題は現行車だけではありません。国土交通省の資料では、生産終了車についても検証結果が公表されています。主な車種は次のとおりです。
- ダイハツ:ハイゼット、ハイゼット トラック、ムーヴ キャンバス、ムーヴ コンテ、アプローズ、ミラ トコット、ブーン、ムーヴ、キャスト
- トヨタ:ピクシス バン、ピクシス トラック、ピクシス スペース、iQ、パッソ、ピクシス ジョイ
- SUBARU:サンバー、サンバー トラック、ステラ
このほか、検証資料では旧型のハイゼットやサンバーなどについて、型式ごとに現行型とは別の検証結果が記載されています。同じ車名でも世代や型式によって扱いが異なるため、車名だけの一覧では個々の車両の判定までは確定できません。
3.ロッキー・ライズ・レックスの認証不正はどうなった?
ダイハツ・ロッキー、トヨタ・ライズ、SUBARU・レックスは、今回の問題を調べる際に特に混同されやすい車種です。
2024年2月16日、国土交通省はロッキーのガソリン車、ライズのガソリン車、レックスについて、立会試験などで基準適合を確認したと公表しました。ロッキーとライズのハイブリッド車についても、同年4月19日に基準適合が確認されています。
つまり、ロッキーやライズに認証不正があったことと、その車両が基準不適合と判定されたことは別の話です。ガソリン車とハイブリッド車を含め、国土交通省の検証で基準適合が確認された車種があります。レックスについても、対象となった仕様の検証結果を確認することが重要です。
【時系列】ダイハツ認証不正の経緯と国土交通省の検証結果
ダイハツの認証不正問題は、2023年5月に報告された衝突試験の不正から、同年12月の第三者委員会による調査結果、国土交通省の立入検査、車種ごとの基準適合性確認へと発展しました。主要な経緯を時系列で整理します。
| 時期 | 主な出来事 | 公表された内容・結果 |
|---|---|---|
| 2023年5月19日 | ロッキー・ライズのハイブリッド車に関する不正報告 | ポール側面衝突試験で、提出すべき運転席側の社内試験データと異なるデータを提出した問題が明らかになった。 |
| 2023年12月20日 | 第三者委員会の調査結果を公表 | 46車種で142件の不正行為が報告され、現行生産車だけでなく生産終了車も対象となった。 |
| 2024年1月16日 | 国土交通省が立入検査結果を公表 | 新たに14件の不正を確認し、合計156件を認定。是正命令と3車種の型式指定取消手続きを開始した。 |
| 2024年1月26日 | 3車種の型式指定を取消し | グランマックス、タウンエース、ボンゴのトラックタイプが対象となった。 |
| 2024年2月~4月 | 車種ごとの検証結果を順次公表 | ロッキー、ライズ、レックスなど複数車種で基準適合が確認され、対象車種の出荷停止指示が順次解除された。 |
| 2024年6月25日 | 包括的な検証結果を公表 | 45車種のうち42車種とエンジン4機種の基準適合を確認。3車種は後面衝突時の基準に不適合と判定された。 |
| 2024年7月5日 | 3車種のリコールを届出 | バッテリー固定具の対策品への交換とバッテリーストッパーの追加を改善措置とした。 |
国土交通省は2024年1月16日、ダイハツの報告にあった142件に加え、立入検査で14件の不正を新たに確認したと公表しました。新たな不正には、試験車両への不適切な加工や、規定と異なる試験装置の使用が含まれています。
ここで重要なのは、不正の件数と基準不適合の車種数は一致しないことです。試験手続きや申請データに不正があったことを認定する調査と、実際の車両が保安基準を満たしているかを確かめる技術的な検証は、異なる目的を持っています。
2026年10月時点で、今回の不正事案に関する国土交通省の包括的な基準適合性検証結果として確認できる最終公表は、2024年6月25日付の資料です。対象車種を調べる際は、この検証結果と、その後に届け出られた個別のリコール情報を併せて確認してください。

【最重要】型式指定取消・リコール対象の3車種と対象条件
グランマックス、タウンエース、ボンゴの3車種は、認証不正の問題だけでなく、国土交通省の確認試験で後面衝突時の保安基準に適合しないことが判明しました。ただし、ダイハツは、この技術的な検証で判明した不具合について、不正行為そのものとは別の不具合であると説明しています。
1.不適合となったのはトラックタイプのみ
- ダイハツ・グランマックス トラック:型式5BF-S403P、5BF-S413P
- トヨタ・タウンエース トラック:型式5BF-S403U、5BF-S413U
- マツダ・ボンゴ トラック:型式5BF-S403F、5BF-S413F
不適合となったのは、後方から追突された際にバッテリーが所定の位置に保持されないおそれがあるためです。国土交通省が示した「後面衝突時における燃料漏れ防止の基準」は、衝突後の燃料漏れや火災の発生を防ぐ目的で設けられています。バッテリーが所定の位置に保持されないことが、この基準への不適合につながりました。
2.リコール対象の生産期間・台数
ダイハツが2024年7月5日に届け出たリコールでは、対象車両は次のように公表されています。
- グランマックス トラック:合計559台。2020年9月から2023年12月までの対象生産車。
- タウンエース トラック:合計18,282台。2020年9月から2023年12月までの対象生産車。
- ボンゴ トラック:合計3,775台。2020年9月から2023年12月までの対象生産車。
3車種のリコール対象台数は、合計22,616台です。ただし、メーカーが公表する車台番号の範囲には対象外の車両が含まれる場合があります。製作期間が該当していても、それだけで対象車と確定するわけではありません。
3.具体的な改善措置
改善措置は、対象車両のバッテリー固定具を対策品に交換し、バッテリーストッパーを追加することです。リコール対象車両の所有者は、ダイハツ、トヨタ、マツダの各販売店で車台番号を照合し、改修が済んでいるか確認してください。対象となる修理はリコール措置として実施されます。
4.グランマックス カーゴやタウンエース バンも対象なのか
ここは誤解が多いポイントです。基準不適合と型式指定取消の対象となったのは、グランマックス、タウンエース、ボンゴのトラックタイプです。バンタイプは国土交通省の検証結果で基準適合が確認されており、トラックタイプと同一の扱いではありません。
また、トヨタの公式サイトでは、2026年時点でタウンエース トラックを取り扱っていない旨が案内されています。一方、ダイハツは2025年6月にグランマックス カーゴの一部仕様変更を発表しています。車名が似ていても、カーゴとトラックを混同しないようにしましょう。
5.キャスト・ピクシス ジョイのリコールは別に確認
2024年1月24日には、ダイハツ・キャストとトヨタ・ピクシス ジョイについてもリコールが届け出られました。これらは3車種の型式指定取消・基準不適合とは区別して考える必要があります。国土交通省の検証結果一覧では、キャストとピクシス ジョイについて、リコールの改善措置実施後に基準適合が確認された旨が記載されています。
つまり、リコール対象車種であることと、国土交通省の検証で基準不適合とされた3車種に該当することは同じではありません。リコール情報は車種ごと、届出ごとに確認する必要があります。
【安全性・車検への影響】対象車を所有している場合の確認ポイント
自分の車が不正対象車種に含まれていたと分かっても、すぐに使用できなくなると決まったわけではありません。まず確認すべきなのは、該当する型式、車台番号、リコールの対象条件、そして必要な改善措置が実施済みかどうかです。
車検に影響する?
認証不正の対象車種に含まれていたことだけを理由に、既に登録されている車両が一律に車検不合格となったり、使用禁止になったりするわけではありません。ただし、個別のリコールや車両の状態によって必要な対応は異なります。リコール対象であれば放置せず、メーカーや販売店に確認してください。
車検の時期が近い場合は、車検証に記載された型式や車台番号を用意し、メーカーのリコール情報検索で対象かどうかを確認するとスムーズです。車台番号の範囲に入っていても、実際には対象外となる車両があるため、最終的にはメーカーや販売店による照合が確実です。
安全性は大丈夫?
国土交通省による基準適合の確認は、対象となった車両について技術的な試験などを行い、道路運送車両法の基準を満たしているかを確かめたものです。基準適合が確認された車種については、その検証で対象となった基準への適合が確認されています。
ただし、基準適合の確認は、あらゆる不具合が存在しないことを保証するものではありません。認証不正の検証結果と、個別車両に対するリコールや通常の点検整備は、分けて考える必要があります。
特にグランマックス トラック、タウンエース トラック、ボンゴ トラックの対象車両は、バッテリー固定具の改善措置が重要です。未改修の場合は、早めに販売店へ相談し、修理の実施状況を確認してください。
所有者が確認すべき3つの項目
- 車検証:車名だけでなく、型式や車台番号を確認する。
- リコール情報:メーカーの検索サービスで対象の届出と改修状況を調べる。
- 販売店への相談:対象かどうか判断できない場合は、車台番号を伝えて照合してもらう。
中古車の購入を検討している場合も、認証不正の対象だったかどうかだけで判断せず、リコール改修履歴、整備記録、車両の状態を確認しましょう。対象車種でも基準適合が確認されたモデルがある一方、個別のリコール対応が必要な車両もあります。

【なぜ起きた?】型式指定申請の不正問題とOEM車への影響
型式指定申請は、メーカーが新車の量産・販売に必要な認証を受けるための手続きです。衝突試験や制動装置などに関する試験データは、車両が法令上の基準を満たすか判断するための重要な資料です。試験結果の不適切な取り扱いや、申請車両と異なる構造の試験車両を使う行為は、認証制度の信頼性を損ないます。
国土交通省の立入検査では、ダイハツが報告した142件に加えて14件の不正行為が確認され、合計156件となりました。これは単一の試験ミスだけではなく、試験の実施方法や申請データの管理、法規認証の社内体制などに問題が及んでいたことを示しています。
また、OEM供給車にも影響が広がったのは、車両の開発・製造を担うメーカーと、販売ブランドが必ずしも一致しないためです。ロッキーとライズ、グランマックスとタウンエース、ボンゴなどは、メーカー間の供給関係を踏まえて確認する必要があります。販売ブランドだけを見て対象外と判断するのは適切ではありません。
認証不正を考える際に重要なのは、手続き上の不正と、実際の車両の基準適合性を混同しないことです。不正があった事実は重大ですが、その後に実施された技術的検証の結果も、車種ごとに確認しなければなりません。同時に、基準適合が確認された車種についても、個別のリコール情報や整備状況を確認する必要があります。
【ダイハツ不正対象車種】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ダイハツ不正対象車種は2026年時点で何車種ですか?
A1:国土交通省の包括的な検証資料では、不正が確認された46車種のうち、開発中の1車種を除いた45車種が基準適合性の検証対象となりました。42車種は基準適合が確認され、3車種は基準不適合と判定されています。これとは別に、エンジン4機種の基準適合も確認されています。
Q2:トヨタのライズやSUBARUのレックスも危険なのですか?
A2:ライズやレックスも認証不正の対象に含まれましたが、国土交通省の検証では基準適合が確認されています。ライズはガソリン車とハイブリッド車で公表時期が異なるため、仕様ごとの結果を確認してください。認証不正の対象であることと、基準不適合であることは同じではありません。
Q3:グランマックス、タウンエース、ボンゴはすべてリコール対象ですか?
A3:基準不適合と型式指定取消の対象は、3車種のトラックタイプです。リコールの対象となるかどうかは車台番号によって異なり、公表された製作期間だけでは確定できません。メーカーのリコール情報検索や販売店で確認してください。
Q4:不正対象車種に乗っていると車検に通りませんか?
A4:不正対象だったという理由だけで、すべての車両が一律に車検不合格になるわけではありません。ただし、リコール対象であれば、改修の必要性と実施状況を確認することが大切です。車検証の型式・車台番号を使ってメーカーに照会してください。
まとめ:2026年にダイハツ不正対象車種を確認するための判断基準
ダイハツの認証不正問題では、ダイハツ車だけでなく、トヨタ、SUBARU、マツダのOEM車や生産終了車も対象になりました。しかし、国土交通省の検証結果では、対象45車種のうち42車種で基準適合が確認されています。基準不適合とされたのは、グランマックス、タウンエース、ボンゴのトラックタイプ3車種です。
この3車種では、後面衝突時にバッテリーが所定の位置に保持されないおそれが判明し、2024年7月にリコールが届け出られました。バンタイプやロッキー、ライズ、レックスなど、認証不正の対象となったものの基準適合が確認された車種とは区別する必要があります。
2026年に自分の車の状況を確認するなら、まず車検証の型式と車台番号を確認し、メーカーのリコール情報と照合してください。対象車種という言葉だけで安全性や車検への影響を判断せず、国土交通省の検証結果と個別のリコール対応を分けて確認することが、正確な判断につながります。
(出典: ダイハツ 不正 対象車種(Yahoo!ニュース))