世界陸上400mリレー2026最新結果!日本代表の順位・ルール・歴代記録を徹底解説
世界陸上の「400mリレー」を調べる際に押さえておきたいのが、100mを4人でつなぐ4×100mリレーです。日本男子は2016年リオデジャネイロ五輪の銀メダルや2019年世界陸上の銅メダルで存在感を示してきましたが、2026年の国際大会では、世界の強豪と競り合う一方で、次の世界選手権に向けた課題も浮かび上がりました。
2026年5月の世界リレーでは、日本男子が予選で38秒01を記録して組4着。9月のアジア大会では男子が38秒57で5位、女子が43秒52で3位となりました。世界陸上の直近の公式記録、日本代表の出場選手、バトンパスのルール、歴代記録、2027年北京大会への出場条件まで、World Athleticsの公式リザルトを中心に整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年世界リレー:日本男子は38秒01で予選の組4着。初日の直接通過を逃しました。
- 2026年アジア大会:男子は38秒57で5位、女子は43秒52で3位でした。
- 日本男子の歴代最高記録:37秒43。2019年10月5日の世界陸上ドーハ大会で樹立した日本記録です。
- 次の目標:2027年北京世界陸上。世界リレーでの出場枠を確保できなかった日本男子は、残るランキング枠の獲得を目指します。
【2026年最新結果】世界リレーは38秒01、アジア大会は男子5位・女子3位
2026年の日本代表を評価するうえで重要なのは、世界リレーとアジア大会を分けて見ることです。世界リレーは翌年の世界陸上に向けた主要な出場権獲得大会であり、アジア大会はアジア地域のライバルと順位を争う大会です。同じ4×100mリレーでも、競技の位置づけが異なります。
世界リレー2026は5月2~3日、ボツワナのハボローネで開催されました。World Athleticsの公式リザルトによると、男子日本代表は予選第1組で38秒01を記録。柳田大輝、飯塚翔太、桐生祥秀、森裕紀の4人が出走し、組4着でした。
組3着のオランダは38秒00。日本との差はわずか0.01秒でした。しかし、この大会の初日予選は、各組2着以内のチームに加え、それ以外のチームからタイム上位2チームが通過する方式です。単純に全チームの記録を並べて上位8チームを選ぶわけではなく、日本は初日の通過条件を満たせませんでした。
この38秒01は日本男子のシーズンベストとして記録されましたが、日本記録ではありません。また、予選の組4着という結果と、2027年世界陸上への出場権を獲得したかどうかは別の問題です。日本男子はハボローネ大会で北京大会の直接出場枠を確保できず、今後の記録ランキングによる枠獲得が課題となっています。
一方、2026年アジア大会は9月23~29日に名古屋で開催されました。World Athleticsの公式結果では、男子は38秒57で5位。出走メンバーは多田修平、小室歩久斗、桐生祥秀、小池祐貴でした。優勝した中国は38秒17で、日本とは0.40秒差でした。
女子は青木益未、三浦愛華、壹岐あいこ、三科真澄のメンバーで43秒52を記録し、3位に入りました。中国が42秒96で優勝、タイが43秒51で2位。日本は2位とわずか0.01秒差で、表彰台には立ったものの、銀メダルには届きませんでした。

【公式記録を比較】世界陸上・世界リレー・アジア大会の日本代表成績
2026年の結果を正しく理解するには、直近の世界陸上での成績も確認する必要があります。2025年の東京大会では、日本男子が決勝に進出して6位に入りました。世界リレーの予選結果だけを見て、日本チームの実力全体を判断するのは適切ではありません。
| 大会・種目 | 開催日 | 日本代表の結果 | 確認したいポイント |
|---|---|---|---|
| 世界陸上東京2025・男子4×100m | 2025年9月21日(決勝) | 6位・38秒35 | 小池祐貴、柳田大輝、桐生祥秀、宇沢達の4人で決勝進出 |
| 世界リレー2026・男子4×100m | 2026年5月2日(予選) | 組4着・38秒01 | 日本のシーズンベスト。初日の通過条件は満たせず |
| アジア大会2026・男子4×100m | 2026年9月 | 5位・38秒57 | 中国が38秒17で優勝 |
| アジア大会2026・女子4×100m | 2026年9月 | 3位・43秒52 | タイとの差は0.01秒。日本は銅メダル |
上表のうち、世界陸上東京2025の男子決勝結果はWorld Athleticsの公式記録、2026年の世界リレーとアジア大会の結果も同機関の公式リザルトに基づいています。
比較すると、世界リレーの38秒01は東京世界陸上決勝の38秒35を上回るタイムです。ただし、異なる大会の記録には、気象条件、レース展開、走順、出場選手、予選か決勝かといった違いがあります。0.34秒の差だけでチーム全体の成長を断定することはできません。
注目したいのは、男子が世界リレーで38秒01を出しながら直接出場枠を獲得できなかった点です。リレーはタイムだけでなく、組内の順位と大会独自の通過条件が結果を左右します。わずかなタイム差が、その後の大会計画に影響する競技なのです。
【日本代表メンバー】男子4×100mリレーは走順と組み合わせが鍵
4×100mリレーは、100mの速い選手を4人集めるだけでは勝てません。スタートから次走者への加速、バトンを渡す位置、受け手の走り出すタイミングまでを含めて、チーム全体の完成度が問われます。
2026年世界リレーの男子日本代表は、柳田大輝、飯塚翔太、桐生祥秀、森裕紀の4人でした。アジア大会では多田修平、小室歩久斗、桐生祥秀、小池祐貴という構成です。同じ年の主要大会でもメンバー構成が異なり、選手のコンディションや大会ごとの戦略に応じて組み合わせが変わります。
2025年の世界陸上東京大会の男子決勝では、小池祐貴、柳田大輝、桐生祥秀、宇沢達が走り、38秒35で6位でした。過去の大会で採用されたメンバーが、翌年もそのまま固定されるわけではありません。代表選考では個人の100mの記録に加え、バトンパスとの相性や大会当日の状態も重要になります。
女子は2026年アジア大会で青木益未、三浦愛華、壹岐あいこ、三科真澄が出走し、43秒52で3位でした。男子と女子では選手層や国際大会の競争環境が異なるため、同じ基準で順位だけを比較するよりも、それぞれの記録とメダル争いの状況を確認することが大切です。
なお、リレーの出走メンバーは大会ごとに変更できます。選手登録や交代の条件は大会規則に従うため、代表発表時の候補者一覧と、実際にレースを走った4人を混同しないようにしましょう。

【ルール解説】4×100mリレーのバトンパスと予選通過条件
4×100mリレーで順位を左右する最大の要素の一つが、バトンパスです。選手はそれぞれ100mを走り、決められたレーン内で次走者にバトンを渡します。個人のスピードが優れていても、受け渡しに時間がかかったり、規則違反が発生したりすれば、チームの結果は大きく変わります。
2026年版のWorld Athletics技術規則では、4×100mリレーのテークオーバーゾーンは30mです。受け手はゾーン内で受け渡しにつながる動作を開始し、バトン全体がゾーン内にある間に受け渡しを完了しなければなりません。ゾーン外での受け渡しは失格の対象となります。
以前のルールを紹介する解説では、受け渡し区間を20mと説明している場合があります。しかし、現行の技術規則を確認するときは、旧ルールと2026年版の規定を混同しないことが重要です。ルールの変更を踏まえて観戦すると、選手がどこで加速し、どの位置でバトンを渡そうとしているのかも理解しやすくなります。
もう一つ押さえたいのが予選通過条件です。大会によって予選の組数や通過方式が異なるため、「4着なら必ず敗退する」「全体のタイム上位8チームが進む」と一律に考えることはできません。
- 世界リレー2026の初日:各組2着以内のチームに加え、残りのチームからタイム上位2チームが通過。
- 世界リレー2026の追加予選:初日に直接通過できなかったチームが、残る出場枠を争う仕組み。
- 世界陸上の予選:その大会の公式要項に定められた着順通過とタイム通過の条件に従う。
世界リレー2026の日本男子は、予選第1組で4着の38秒01でした。全体のタイムだけで判断すると見落としやすいのですが、各組の着順による直接通過枠が先に確保されるため、日本は初日の通過チームに入りませんでした。リレーの結果を読む際には、記録だけでなく「どの組で何着だったのか」「どの通過条件が適用されたのか」をセットで確認する必要があります。
【歴代記録】日本男子37秒43と世界記録36秒84の差
日本男子4×100mリレーの日本記録は37秒43です。2019年10月5日、カタールのドーハで開催された世界陸上で、多田修平、白石黄良々、桐生祥秀、サニブラウン・アブデル・ハキームの4人が樹立しました。日本記録認定協会やWorld Athleticsの記録資料でも確認できる、日本男子リレーの代表的な実績です。
この記録で日本は世界陸上の銅メダルを獲得しました。日本男子は2016年リオデジャネイロ五輪でも37秒60で銀メダルを獲得しており、個人の100mの持ちタイムだけでは測れない、バトンパスを含めたチームとしての強さを国際舞台で示してきました。
一方、男子4×100mリレーの世界記録は、ジャマイカが2012年8月11日のロンドン五輪で記録した36秒84です。女子の世界記録は、米国が2012年ロンドン五輪で記録した40秒82です。いずれもWorld Athleticsの記録資料で確認できる歴代最高記録です。
2026年世界リレーの38秒01と日本記録37秒43の差は0.58秒です。100m走ではわずかな差に見えても、4人の加速と受け渡しが連続するリレーでは大きな違いになります。ただし、0.58秒すべてをバトンパスの改善で縮められるわけではありません。各走者の走力、スタートの反応、走順の適合性、受け渡し時の速度損失を総合的に考える必要があります。
歴代記録を見るときは、世界記録、日本記録、大会記録、シーズンベストを区別することも大切です。38秒01は2026年世界リレーでの日本のシーズンベストですが、日本記録の更新ではありません。数字の意味を正しく整理すれば、今の日本代表がどの水準にいるのかを冷静に判断できます。

【世界陸上4×100mリレーの日程】2027年北京大会の出場条件は?
2026年は世界陸上の開催年ではありません。直近の世界陸上は2025年の東京大会で、次回は2027年9月10~19日に中国・北京で開催される予定です。この大会全体の日程はWorld Athleticsが公表していますが、4×100mリレーの具体的な競技日や開始時刻は、種目別の公式日程で確認する必要があります。
2026年の主要大会の日程を整理すると、世界リレーは5月2~3日にボツワナのハボローネで開催され、アジア大会は9月23~29日に名古屋で行われました。両大会は同じ年に実施されましたが、世界リレーは翌年の世界陸上に向けた出場枠獲得、アジア大会はアジア地域での順位争いという違いがあります。
2027年北京世界陸上のリレー種目について、World Athleticsが2026年5月に公表した予選制度では、各種目の世界リレー上位12チームが出場権を獲得し、残る4枠は予選期間終了時点の記録ランキングに基づいて割り当てられます。
リレーの予選対象期間は、2026年2月23日から2027年8月22日までです。世界リレーで直接出場権を得られなかったチームにも、期間中の公認大会で記録を積み重ね、ランキング枠を争う道が残されています。
日本男子は、ハボローネ大会で北京世界陸上の直接出場枠を獲得した12チームには含まれていません。したがって、今後はランキングによる出場権の獲得に向け、安定した記録を残すことが課題になります。世界リレーの38秒01だけで出場の可否が決まるわけではなく、その後の大会での記録や、各国の順位関係も影響します。
日本代表の出場選手や走順についても、現段階で将来のメンバーを固定して考えることはできません。2027年大会が近づくにつれて発表される代表選考、記録ランキング、公式競技日程を確認することが、最新情報を追ううえで重要です。
【世界陸上400mリレー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:世界リレー2026で日本男子が記録したタイムと順位は?
A1:男子日本代表は2026年5月2日の予選第1組で38秒01を記録し、組4着でした。走順は柳田大輝、飯塚翔太、桐生祥秀、森裕紀です。日本のシーズンベストでしたが、初日の通過条件は満たせませんでした。
Q2:2026年アジア大会の日本代表は何位でしたか?
A2:男子4×100mリレーは38秒57で5位、女子は43秒52で3位でした。女子は銅メダルを獲得し、2位のタイとの差は0.01秒でした。
Q3:4×100mリレーのバトンパスは何mの区間で行いますか?
A3:2026年版のWorld Athletics技術規則では、テークオーバーゾーンは30mです。バトン全体がゾーン内にある間に受け渡しを完了する必要があり、ゾーン外での受け渡しは失格の対象となります。
Q4:日本男子4×100mリレーの日本記録は何秒ですか?
A4:37秒43です。2019年10月5日の世界陸上ドーハ大会で、多田修平、白石黄良々、桐生祥秀、サニブラウン・アブデル・ハキームが樹立しました。
Q5:日本男子は2027年北京世界陸上の出場権を獲得していますか?
A5:世界リレー2026で直接出場権を獲得した上位12チームには日本男子は含まれていません。ただし、予選期間終了時点の記録ランキングに基づく残り4枠があるため、出場の可能性は残されています。
まとめ:【プロの結論】2027年に向けて日本代表が示すべきもの
2026年の日本男子4×100mリレーは、世界リレーで38秒01、アジア大会で38秒57を記録しました。女子はアジア大会で43秒52を記録して3位に入りました。男子の世界リレー予選は組4着で、北京世界陸上への直接出場権を獲得できなかったものの、ランキング枠を目指す機会は残されています。
日本男子の強みを測る基準は、単に100mの速い選手が何人いるかだけではありません。個々の走力をリレー全体のタイムに結びつける走順、受け渡しの精度、レース本番での安定性が欠かせません。日本記録37秒43にどこまで迫れるかという視点に加え、予選通過条件を確実に満たせるかも重要な評価基準です。
2027年北京世界陸上に向けて注目したいのは、第一に世界大会での記録の安定性、第二にバトンパスを含めたチームの完成度、第三に出場権を左右する記録ランキングです。世界リレーの38秒01を出発点に、次の大会でどのような記録と順位を残すのか。日本代表の進化を見極めるには、タイムだけでなく、順位と出場条件を合わせて追うことが欠かせません。 (出典: 世界 陸上 400m リレー(Yahoo!ニュース))