ヤクルト陸上部2026最新メンバーと実力は?新加入選手・歴代記録・駅伝結果を徹底解説
ヤクルト陸上部は、1972年に創部されたヤクルト本社の実業団陸上競技部です。2026年度は、駒澤大学出身の帰山侑大、立教大学出身の馬場賢人、ケニア出身のケビン・キプロプが新加入。若手の成長と実績ある主力選手の走力を組み合わせ、チームの底上げを目指しています。ヤクルト公式サイトによると、2026年4月時点のチームは選手14名、スタッフ5名の体制です。
一方、2026年1月1日のニューイヤー駅伝では総合19位、4時間51分45秒という結果でした。新加入の3選手が加わったのは同年4月1日です。したがって、元日の成績と新体制の実力は分けて考える必要があります。5000m・10000mの歴代記録、主力の自己ベスト、引退選手の動向、次の駅伝に向けた課題まで、2026年10月時点の情報を整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年最新メンバー:選手14名。帰山侑大、馬場賢人、ケビン・キプロプの3選手が4月に加入。
- ニューイヤー駅伝2026:総合19位、4時間51分45秒。太田直希が1区4位と好走。
- 注目記録:ケビン・キプロプは5000m13分19秒08、10000m27分43秒16。チームの歴代記録上位に入る実力を持つ。
【2026年最新メンバー】ヤクルト陸上部の所属選手14名と新加入3選手
2026年10月時点で、ヤクルト公式サイトに掲載されている現役選手は14名です。新加入組だけでなく、太田直希、スタンネリー・ワイザカ、中村大聖、鎌田航生ら、これまでチームを支えてきた選手も引き続き所属しています。
2026年度の現在の所属選手は、次の14名です。
安藤風羽、帰山侑大、馬場賢人、ケビン・キプロプ、スタンネリー・ワイザカ、中村大聖、𠮷川洋次、小島海斗、鎌田航生、太田直希、宮坂大器、伊地知賢造、志貴勇斗、石井一希。
帰山侑大:箱根駅伝経験を持つロードの即戦力候補
帰山侑大は駒澤大学出身で、2026年4月1日にヤクルトへ加入しました。学生時代には箱根駅伝を経験し、関東インカレ2部ハーフマラソンで優勝するなど、ロードでも実績を残しています。5000mの自己ベストは13分37秒54、ハーフマラソンは1時間00分32秒です。
入社時に掲げた目標は、10000mで27分台を達成することと、ニューイヤー駅伝で区間賞を獲得すること。本人は公式発表で、粘り強い走りでチームに勢いをもたらす選手を目指す考えを示しています。個人記録の更新と駅伝での安定感を両立できるかが、今後の注目点です。
馬場賢人:ハーフマラソン1時間00分26秒の実力者
馬場賢人は立教大学出身の新加入選手です。ハーフマラソンの自己ベストは1時間00分26秒で、2025年2月の丸亀ハーフマラソンで記録しました。大学時代には全国高校駅伝にも出場しており、長距離ロードでの経験を積んできました。
加入後の成長を示す材料となったのが、2026年9月27日の日本体育大学長距離競技会です。5000mで13分48秒21を記録し、自己ベストを更新しました。社会人1年目に自己記録を伸ばしている点は、今後の駅伝メンバー争いを考えるうえで見逃せません。
ケビン・キプロプ:5000m・10000mの両方で歴代上位
ケビン・キプロプ・ビウォットは、ケニアのシノムニ高校出身。2026年4月に加入した選手で、公式プロフィールではケビン・キプロプの表記が使われています。自己ベストは3000mが8分08秒00、5000mが13分19秒08、10000mが27分43秒16です。
特に注目したいのは、5000m・10000mの両種目でヤクルトの歴代ランキング3位に入る記録を持っていることです。公式プロフィールでは、駅伝とトラック競技の両方で高いパフォーマンスを発揮することを目標に掲げています。スピードを生かした駅伝での起用が、チームの上位進出にどうつながるかが焦点です。
【ニューイヤー駅伝2026】ヤクルトは総合19位、区間成績から見える課題
2026年1月1日に開催された第70回全日本実業団対抗駅伝競走大会、通称ニューイヤー駅伝で、ヤクルトは19位、4時間51分45秒でフィニッシュしました。優勝したGMOインターネットグループの4時間44分00秒とは7分45秒差です。
チームの目標は全日本実業団駅伝8位入賞です。今回の結果は目標に届きませんでしたが、区間ごとの成績を確認すると、序盤で流れを作った選手や区間上位に食い込んだ選手がいた一方、中盤の順位を押し上げきれなかったことが分かります。
ヤクルト公式発表による各区間の成績は次のとおりです。なお、以下は4月の新加入選手が合流する前のチーム成績です。
- 1区・太田直希:34分26秒、区間4位。ヤクルト記録。
- 2区・鎌田航生:1時間04分17秒、区間26位。
- 3区・中村大聖:44分24秒、区間24位。ヤクルト記録。
- 4区・スタンネリー・ワイザカ:21分16秒、区間19位。
- 5区・伊地知賢造:46分58秒、区間10位。ヤクルト記録。
- 6区・小島海斗:33分45秒、区間14位。ヤクルト記録。
- 7区・髙久龍:46分39秒、区間13位。ヤクルト記録。
太田の1区4位は、先頭集団に近い位置でチームを送り出す好走でした。5区の伊地知も区間10位と健闘し、複数区間でチーム記録が生まれています。一方、2区は区間26位、3区は24位となり、序盤の好位置をそのまま上位争いにつなげることはできませんでした。
この結果を読むうえで大切なのは、2026年の新加入3選手を元日の成績に直接結びつけないことです。帰山、馬場、ケビンが加わった新体制の評価は、加入後のトラック競技や、次の駅伝での走りを通じて判断する必要があります。
【歴代記録を比較】5000m・10000mのチーム記録と主力の自己ベスト
ヤクルト陸上部のトラック競技における強みは、長距離種目で高い水準の記録を持つ選手が複数いることです。ヤクルト公式の歴代記録ランキングは2026年10月2日現在のデータを掲載しており、5000mと10000mではスタンネリー・ワイザカが1位、ベナード・キマニが2位、ケビン・キプロプが3位に並んでいます。
| 種目・区分 | 選手 | 記録 |
|---|---|---|
| 5000m・歴代1位 | スタンネリー・ワイザカ | 13分05秒21 |
| 5000m・歴代2位 | ベナード・キマニ | 13分10秒83 |
| 5000m・歴代3位 | ケビン・キプロプ | 13分19秒08 |
| 10000m・歴代1位 | スタンネリー・ワイザカ | 26分56秒36 |
| 10000m・歴代2位 | ベナード・キマニ | 27分36秒60 |
| 10000m・歴代3位 | ケビン・キプロプ | 27分43秒16 |
| 5000m・帰山の自己ベスト | 帰山侑大 | 13分37秒54 |
| 5000m・馬場の自己ベスト | 馬場賢人 | 13分48秒21 |
出典:ヤクルト陸上部公式「記録ランキング」、選手プロフィール、2026年9月27日の大会結果。馬場の記録は同日の自己ベスト更新を反映しています。
歴代記録から見えるチームの強み
5000mで13分05秒21、10000mで26分56秒36というワイザカの記録は、チームの長距離能力を象徴しています。ケビンも5000m13分19秒08、10000m27分43秒16と、両種目で歴代3位に相当する記録を持ちます。新加入選手でありながら、チームの歴代ランキング上位に食い込む実力がある点は大きな特徴です。
ただし、トラックの自己ベストと駅伝での区間順位は同じものではありません。駅伝では区間距離への適性、集団の位置取り、コース条件、レース展開への対応力も問われます。個人記録を駅伝の結果につなげられるかどうかが、チームの実力を測るうえで重要です。
2026年9月の大会結果にも表れた競争
2026年9月27日の日本体育大学長距離競技会では、5000mでケビンが13分37秒87、太田直希が13分38秒72を記録しました。馬場は13分48秒21で自己ベストを更新。帰山は14分00秒91でした。各選手の自己ベストと当日の記録は異なるものの、新加入選手と既存の主力が同じ大会で競い合う状況が生まれています。
特に馬場の自己ベスト更新は、社会人1年目の成長を示す材料です。一方、帰山やケビンには、トラックでの走力を駅伝での安定した走りに結びつけることが期待されます。今後の記録更新だけでなく、駅伝でどのような役割を担うかにも注目です。
【監督・コーチ・練習場所】ヤクルト陸上部を支える体制
ヤクルト陸上部は1972年に創部されました。公式のチーム紹介によると、2026年時点の監督は本田竹春、コーチは石毛豊志とダニエル・ジェンガ、コーチ兼マネージャーは山﨑翔太です。チーフアドバイザーには奥山光広が就いています。
主な練習場所は、埼玉県戸田市のヤクルト戸田グラウンドと彩湖道満グリーンパークです。公式に掲げる目標は全日本実業団駅伝8位入賞。駅伝だけでなく、中長距離やマラソンを含む幅広い競技で力を伸ばすことをチームの目的としています。
監督・コーチ陣の役割とチームづくり
実業団駅伝では、選手個々のタイムだけでなく、複数区間で大きく順位を落とさない総合力が求められます。監督やコーチにとっては、選手のコンディション管理、区間適性の見極め、若手の育成、駅伝本番に向けた選手起用が重要な仕事です。
2026年度は大学を卒業した選手が新たに3名加わりました。新加入選手が既存の主力と切磋琢磨することで、出走メンバーの選択肢が増えることが期待されます。もっとも、誰がどの区間を走るかは大会ごとのエントリーや状態によって変わるため、個人の記録だけで起用を断定することはできません。
【引退選手・退部の経緯】髙久龍、小椋裕介、奈良凌介の節目
2026年度の新体制を理解するうえで、前年度末の退部・引退も重要なポイントです。ヤクルトは2026年3月31日付で、髙久龍、小椋裕介、奈良凌介の3選手が2025年度をもって陸上競技部を退部することを公式発表しました。
- 髙久龍:2015年度入社。東京マラソンで2時間06分45秒を記録した実績を持ち、2026年1月のニューイヤー駅伝では7区を担当。退部後は社業に専念することを発表しました。
- 小椋裕介:2016年度入社。丸亀ハーフマラソンで1時間00分00秒を記録した実績を持ち、2026年3月末で陸上競技部を引退。今後は社業に専念する意向を示しました。
- 奈良凌介:2020年度入社。大阪マラソンで2時間11分48秒を記録した実績があり、2026年3月末に退部。こちらも社業に専念することを発表しました。
3選手の退部は、競技生活の区切りであると同時に、チームの戦力構成が変わる節目でもありました。髙久はニューイヤー駅伝2026を走った後に退部しており、元日のメンバーと4月以降の新体制では顔ぶれが異なります。
ここで誤解しやすいのが、「陸上部を退部すること」と「ヤクルト本社を退職すること」は同じではないという点です。3選手の公式発表では、退部後は社業に専念する意向が示されています。競技を引退しても、会社員としてのキャリアを続ける形です。

【大会日程・今後の展望】ヤクルト陸上部はニューイヤー駅伝で巻き返せるか
2026年の公式大会日程には、春から夏にかけての日本体育大学長距離競技会、東日本実業団陸上競技選手権、ホクレン・ディスタンスチャレンジ、海外のトラック競技会などが並び、9月27日には日本体育大学長距離競技会に出場しました。公式サイトで確認できる2026年度の掲載日程は、9月の大会まで更新されています。
次のニューイヤー駅伝につながる重要な大会が、東日本実業団対抗駅伝です。2026年の第67回大会は11月15日に開催予定で、ニューイヤー駅伝の出場権を争います。2025年の第66回大会では、ヤクルトは8位、3時間34分08秒で通過しました。予選で上位を確保できるかどうかは、元日の舞台に立つための重要な条件になります。
チームの実力をどう評価すべきか
ヤクルト陸上部の強みは、ワイザカら実績ある選手の走力に加え、ケビンのようにトラックの歴代ランキング上位に入る新戦力が加わったことです。帰山と馬場もロードの実績を持ち、加入後に自己ベストを更新するなど、成長を示す結果を残しています。
課題は、個々の高い走力をチームの総合順位へ反映することです。ニューイヤー駅伝2026では1区の太田が区間4位だった一方、2区と3区で順位を落としました。上位進出には、エース級の走りだけでなく、中盤で順位を維持し、終盤につなぐ安定性が必要です。
2026年10月時点で注目したい評価基準は、次の3点です。
- 新加入選手の駅伝適性:トラックの自己ベストを、駅伝の区間順位に結びつけられるか。
- 全区間の安定感:一部の選手が好走するだけでなく、順位を大きく落とす区間を減らせるか。
- 予選から本番への連続性:東日本実業団対抗駅伝で出場権を確保し、ニューイヤー駅伝で8位入賞を狙える布陣を整えられるか。
新加入3選手が加わったことで、チームには新しい競争が生まれています。ただし、個人記録の高さだけで翌年の順位を予測することはできません。東日本実業団対抗駅伝での結果と、区間ごとの走りを確認することが、新体制の実力を判断する近道です。
【ヤクルト陸上部】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ヤクルト陸上部の2026年最新メンバーは何人ですか?
A1:ヤクルト公式サイトに掲載されている現役選手は14名です。2026年4月1日に帰山侑大、馬場賢人、ケビン・キプロプの3選手が新加入しました。
Q2:ニューイヤー駅伝2026でヤクルトは何位でしたか?
A2:総合19位、4時間51分45秒でした。太田直希が1区で区間4位に入り、5区の伊地知賢造も区間10位と健闘しました。
Q3:ケビン・キプロプの自己ベストはどのくらいですか?
A3:公式プロフィールでは、3000mが8分08秒00、5000mが13分19秒08、10000mが27分43秒16です。5000mと10000mの記録は、ヤクルト陸上部の歴代ランキングでいずれも3位に位置しています。
Q4:ヤクルト陸上部の監督と練習場所はどこですか?
A4:監督は本田竹春です。主な練習場所は埼玉県戸田市のヤクルト戸田グラウンドと彩湖道満グリーンパークです。
Q5:髙久龍や小椋裕介はヤクルトを退職したのですか?
A5:公式発表では、3選手は2026年3月31日付で陸上競技部を退部し、社業に専念する意向を示しています。陸上部の退部と会社そのものからの退職は区別する必要があります。
まとめ:新戦力の成長と駅伝での総合力が今後の鍵
ヤクルト陸上部は2026年度、帰山侑大、馬場賢人、ケビン・キプロプの加入によって14名体制となりました。ケビンは5000m13分19秒08、10000m27分43秒16という歴代上位の記録を持ち、馬場も5000mで自己ベストを更新。新加入選手の走力と成長は、今後のチームを評価するうえで重要な材料です。
一方、ニューイヤー駅伝2026は19位に終わり、チームが掲げる8位入賞には届きませんでした。次の焦点は、11月15日の東日本実業団対抗駅伝でどのような結果を残すか、そして新戦力を含むメンバーが駅伝でどこまで総合力を発揮できるかです。トラックの記録だけでなく、区間ごとの安定性やチーム順位の変化を追うことで、ヤクルト陸上部の現在地と今後の可能性が見えてきます。 (出典: ヤクルト 陸上 部(Yahoo!ニュース))