トムとジェリーの声優は誰?歴代キャストと交代理由、2026年最新作まで徹底解説
『トムとジェリー』の声優は誰なのか。昔テレビで見たトムの声と、現在の配信作品や映画で聞く声が違うと感じたことはないだろうか。実は、日本語吹き替え版には複数のバージョンが存在し、トム役には八代駿、肝付兼太、佐藤せつじ、ジェリー役には藤田淑子、堀絢子らが起用されてきた。作品や収録時期によっては、オリジナル音声が使われることもある。
1940年に誕生したこの名作アニメは、2026年にも新作映画が公開されるなど、世代を超えて親しまれている。ここでは、トムとジェリーの歴代声優、日本語吹き替え版の違い、声優交代の背景、そして2026年最新作『トムとジェリー 時をこえる魔法の羅針盤』のキャスト情報まで、作品の歴史とともに整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 歴代キャスト:1964年のTBS版ではトムを八代駿、ジェリーを藤田淑子が担当。その後、肝付兼太、堀絢子、佐藤せつじらが各版に参加した。
- 声優交代の理由:一人の声優が順番に引き継いできたわけではなく、テレビ放送版、ビデオ版、テレビシリーズなど、作品ごとに吹き替え制作が異なる。
- 2026年最新作:『時をこえる魔法の羅針盤』は5月29日に公開。公式発表の日本語吹き替えキャストには佐藤拓也、多田野曜平、中井和哉らが名を連ねるが、トムとジェリー本人の担当声優とは区別が必要だ。
【先に結論】トムとジェリーの声優は誰?トム役・ジェリー役を解説
トムとジェリーの声優を調べる際、最初に押さえておきたいのは、シリーズ全体で担当声優が一人ずつ固定されているわけではないという点だ。
代表的な歴代キャストとして知られるのは、1964年に日本で放送されたTBS版の八代駿(トム役)と藤田淑子(ジェリー役)。その後のソフト版などでは、肝付兼太と堀絢子の組み合わせが知られるようになり、さらに佐藤せつじがトム役を担当する作品も登場した。
ただし、ここでいう「声優」は、一般的な会話劇のキャラクターと少し事情が異なる。トムとジェリーは、言葉を使って長い会話を交わすことが少なく、うなり声、悲鳴、笑い声、驚いたときの叫びなど、身体の動きに合わせた音声表現が中心となる。
そのため、作品によっては日本語吹き替え版が制作されていても、トムとジェリーの声を日本人声優が新たに吹き替えているとは限らない。オリジナル音声をそのまま使用する作品もある。出演者一覧に名前が載っているかどうかだけでなく、どの作品の、どの吹き替え版なのかを確認することが大切だ。

【1940年誕生】ウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラが築いた歴史
『トムとジェリー』は、アメリカの映画会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)のアニメーション部門、MGMカートゥーン・スタジオで生まれた作品だ。アニメーターのウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラが創作を手がけ、1940年にシリーズの原点となる短編作品が公開された。
初期作品の魅力は、ネコのトムがネズミのジェリーを追いかけるという単純明快な構図にある。追跡、失敗、反撃、予想外の結末という流れを、音楽や効果音、キャラクターの表情と動きだけで成立させる。言葉に頼らなくても笑いが伝わることが、世界中で親しまれてきた大きな理由だ。
ワーナー・ブラザースの公式作品紹介でも、シリーズはアカデミー賞で7回の受賞歴を持つ作品として紹介されている。2023年時点の作品集計では、短編アニメーション166本、長編映画2本、テレビシリーズ8作、OVA18本が制作されたとされる。これだけ多様な作品が生まれれば、制作年代や媒体によって音声の仕様が異なるのも自然なことだ。
日本でも、テレビ放送からビデオ、DVD、テレビシリーズ、劇場映画へと視聴の場が広がった。それぞれの時代に合わせて吹き替えが制作されてきたため、同じキャラクターであっても、視聴者が出会った作品によって声の印象が変わるのである。
【日本語吹き替え版の歴代キャスト一覧】トム役・ジェリー役を比較
歴代キャストを整理すると、トムとジェリーの声が違って聞こえる理由が見えてくる。以下は、代表的な日本語吹き替え版やテレビシリーズの配役をまとめたものだ。すべての作品が同じキャストで統一されているわけではない点に注意したい。
| 作品・吹き替え版 | トム役 | ジェリー役 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1964年のTBS版 | 八代駿 | 藤田淑子 | テレビ放送で親しまれた初期の代表的な吹き替え版。谷幹一によるナレーションも知られる。 |
| 1987年のヘラルド・ポニー版 | 肝付兼太 | 堀絢子 | ビデオ発売に際して制作された別バージョン。 |
| 1990年代以降のソフト版 | 版によって異なる | 版によって異なる | レーザーディスクやVHSなど、発売時期や収録内容によって複数の吹き替え音源が存在する。 |
| 『トムとジェリー ショー』シーズン1 | 肝付兼太 | 堀絢子 | 2014年開始のテレビシリーズの日本語吹き替え版。 |
| 『トムとジェリー ショー』シーズン2 | 佐藤せつじ | 堀絢子 | シーズン1とはトム役の配役が異なる。 |
| 近年のソフト作品など | 佐藤せつじなど | 堀絢子など | 作品ごとにキャストや音声仕様が異なり、一部ではオリジナル音声も使用される。 |
※上表は代表例であり、全作品の配役を網羅した一覧ではない。特にソフト版は、同じ作品でも発売時期や収録巻によって吹き替え音源が異なる場合がある。
歴代キャストのなかでも、八代駿は初期のTBS版を象徴する存在だ。TBS版は1964年に日本で放送され、トムの声に加えて、作品独自のナレーションやセリフ回しによって日本向けの演出が施された。
一方、肝付兼太と堀絢子は、後年のソフト版やテレビシリーズで知られる組み合わせだ。さらに、トム役の佐藤せつじが起用された版もあるため、「昔から見ていた声と違う」と感じても、必ずしも同じシリーズ内で単純に声優が交代したとは限らない。

【トムとジェリーの声優交代の理由】なぜ同じキャラクターで声が変わる?
声優交代の背景を理解するには、作品そのものの交代と、吹き替え音源の変更を分けて考える必要がある。『トムとジェリー』では、同じ短編作品に対して複数の日本語吹き替え版が制作されたケースがある。つまり、テレビ放送で使われた音源と、後年のビデオやDVDに収録された音源が異なることもあるのだ。
代表的な要因は次の3つだ。
- 新たな吹き替え版の制作:放送用とソフト用など、異なる機会に音声を新録すれば、配役や演出が変わることがある。
- シリーズやシーズンの変更:新作テレビシリーズでは、旧作と異なる制作体制や演出方針が採用される場合がある。
- オリジナル音声の使用:作品やエピソードによっては、日本語で声を当て直さず、原語版の音声を使用することがある。
このため、「トムの声優が交代した理由は何か」という疑問に、シリーズ全体を通じた一つの答えを当てはめることはできない。特定の作品でキャストが変わった事実と、その変更の公式な理由は別の情報だからだ。
また、トムとジェリーの吹き替えでは、声優本人の声質だけでなく、叫び声の演技、効果音とのタイミング、ナレーションの有無なども印象を左右する。声が違うと感じる原因は、配役の変更だけではないのである。
【旧作と新作の吹き替え版の違い】セリフやナレーションにも注目
旧作と新作を比較するうえで、特に分かりやすいのがTBS版の演出だ。1964年のTBS版では、原語版に比べてセリフが増えている作品が複数あり、ほぼすべての作品で独自のナレーションが加えられたとされる。
こうした演出では、キャラクターが動くだけの場面にも語りが加わり、状況や笑いどころが日本語で伝わりやすくなる。ナレーションと掛け合いを含めたテンポが、当時の吹き替え版の個性を形づくっていた。
一方、後年の吹き替え版では、作品によって音声の扱いが異なる。日本語のセリフを中心に構成された版もあれば、キャラクターの鳴き声や効果音を原語版から引き継ぐ版もある。テレビシリーズでも、シーズンやエピソードによって日本語音声と原語音声の扱いが異なる場合がある。
そのため、旧作と新作の違いを「昔の声優のほうがよい」「新しい声優のほうが正しい」といった単純な優劣で捉えるのは適切ではない。吹き替え版ごとの演出方針を知ることで、それぞれの作品が持つリズムや笑いの違いを楽しめる。
昔テレビで見た印象を大切にしたいなら、まずTBS版かどうかを確認するとよい。反対に、近年のテレビシリーズやソフト作品を見たい場合は、作品名とシーズン、収録音声を確認するのが確実だ。

【2026年最新】トムとジェリーの声優は現在どうなっている?新作映画も解説
2026年の最新作として注目されるのが、5月29日に日本公開された映画『トムとジェリー 時をこえる魔法の羅針盤』だ。シリーズ初の全編フルCGアニメーションとして紹介され、トムとジェリーが古代の秘宝「星の羅針盤」をきっかけに異世界へと迷い込む物語が描かれる。
同作の公式サイトと配給元クロックワークスの作品情報では、日本語吹き替えキャストとして次の声優陣が発表されている。
- 不死鳥仙人:佐藤拓也
- フィーニー:多田野曜平
- ラット魔王:中井和哉
- ジェイド:久保ユリカ
- ザンダー:安元洋貴
- ソニー:天﨑滉平
- テンテン:野津山幸宏
ここで重要なのは、これらが新作の登場キャラクターに対する配役だという点である。公式に発表された吹き替えキャスト一覧では、トムとジェリー本人の日本語担当声優は個別に記載されていない。したがって、佐藤拓也や中井和哉らをトム役・ジェリー役として紹介するのは誤りとなる。
また、2021年公開の実写とアニメーションを組み合わせた映画『トムとジェリー』でも、登場人物の吹き替えと、トムやジェリーの音声を混同しないことが大切だ。同作ではケイラ役を水瀬いのり、テレンス役を木村昴が担当。さらに、作中の「天使のトム」はせいや、「悪魔のトム」は粗品が担当した。これは特定の演出場面における配役であり、シリーズ全体のトム役がこの二人に交代したという意味ではない。
なお、2026年の最新映画では、脇役のキャスト情報が公表されている一方、トムとジェリー本人については別途の声優発表が確認できない。現在の声優情報を調べる際には、作品の公式キャスト一覧に記載された役名まで照合することが欠かせない。
【プロの結論】歴代キャストを正しく見分ける3つの判断基準
トムとジェリーの声優情報を調べるとき、最も役立つのは、声優名だけを並べるのではなく、音声が収録された作品と時期をセットで把握することだ。次の3点を意識すると、ネット上の情報を整理しやすくなる。
1.作品名と吹き替え版を確認する。「トム役は誰?」という検索だけでは、TBS版、ソフト版、テレビシリーズ、新作映画のどれを指しているのか分からない。同じ短編作品でも吹き替えが異なる場合があるため、タイトルや収録媒体まで確認したい。
2.トムとジェリー本人の声と、脇役の声を分ける。映画のキャスト一覧に著名な声優が並んでいても、その人物がトムやジェリーを演じているとは限らない。キャラクター名と担当者の対応を確認することが、誤情報を避ける近道だ。
3.声の違いを、交代だけで説明しない。旧作のナレーション、セリフの追加、原語音声の使用など、演出や音声仕様によっても印象は変わる。声優の変更と、吹き替え版そのものの違いを区別して考えよう。
昔のTBS版を懐かしみたい人には、八代駿と藤田淑子の時代の音声が大きな手がかりになる。肝付兼太や堀絢子の演技を楽しみたい人は、対応するソフト版やテレビシリーズを探すとよい。近年の作品を見たい人は、佐藤せつじがトム役を担当する版を含め、個別作品のキャスト情報を確認するのがおすすめだ。
【トムとジェリーの声優】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:トムの声優は誰ですか? A1:代表的な歴代キャストには、1964年のTBS版の八代駿、後年のソフト版などの肝付兼太、近年の一部作品の佐藤せつじがいる。どの作品を指すかによって答えが異なる。
Q2:ジェリーの声優は誰ですか? A2:TBS版では藤田淑子、後年のソフト版やテレビシリーズの一部では堀絢子が担当した。作品や吹き替え音源によっては原語版の音声が使用されるため、すべての作品で同じ声優というわけではない。
Q3:2026年最新作ではトムとジェリーの声優が変わりましたか? A3:2026年公開の『トムとジェリー 時をこえる魔法の羅針盤』では、佐藤拓也、多田野曜平、中井和哉らの吹き替えキャストが発表されている。ただし、公式発表の一覧ではトムとジェリー本人の日本語担当声優は個別に記載されていないため、声優交代があったと断定することはできない。
まとめ:トムとジェリーの声優は作品ごとに確認するのが正解
『トムとジェリー』の日本語吹き替え版には、八代駿、藤田淑子、肝付兼太、堀絢子、佐藤せつじら、時代や作品によって異なるキャストが存在する。1940年の誕生から長い歴史を持つシリーズだからこそ、テレビ放送版、ソフト版、テレビシリーズ、劇場映画の間で、吹き替えの配役や演出が変わってきた。
2026年の最新映画でも、脇役の吹き替えキャストとトム・ジェリー本人の声を区別して見ることが重要だ。声優名だけで判断せず、作品名、制作年代、吹き替え版の種類を確認すれば、自分が探している声にたどり着きやすくなる。
懐かしい旧作の声を楽しむのも、新しい作品の音声表現に触れるのも、どちらも『トムとジェリー』の魅力の一つ。歴代キャストの違いを知ることで、長年愛されてきたドタバタ劇を、これまでとは少し違った視点から楽しめるはずだ。 (出典: トム と ジェリー 声優(Yahoo!ニュース))