円山動物園のクマは今どうなっている?2026年最新の展示状況と安全対策を徹底解説
札幌市円山動物園のクマは、2026年に入ってからマレーグマ2頭の来園と一般公開、意図しない同居、ホッキョクグマの繁殖に向けた取り組みなど、大きな動きが続いています。さらに、2025年11月には野生のヒグマが園内に侵入し、捕獲・駆除される事案も発生しました。
気になるのは、マレーグマの熊覇(ションバー)と小熊妹(シャオションメイ)は今どこで見られるのか、ホッキョクグマのリラ・ライト・ララはどうしているのか、そして来園時に気をつけるべき展示変更や安全対策は何か、という点でしょう。札幌市円山動物園の公式発表を中心に、2026年10月27日時点で確認できる情報を整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- マレーグマの公開状況:熊覇と小熊妹は2026年4月23日に一般公開。6月29日の意図しない同居を受け、公式告知では屋内展示場を休止し、屋外展示場のみで展示すると案内されています。
- ホッキョクグマの近況:リラとライトの2026年の繁殖に向けた同居は3月に終了。ララは7月に左後ろ足の傷の検査・治療を受け、展示再開は体調と回復状況を見て判断すると発表されています。
- ヒグマ侵入と安全対策:2025年11月に野生のヒグマが園内に侵入し、11月12日に駆除されました。園内の一部施設周辺への電気柵設置や、外周フェンスの侵入防止対策の検討が公表されています。
【2026年最新】円山動物園のクマは今どうなっている?展示状況を整理
円山動物園では、マレーグマ、ホッキョクグマ、ヒマラヤグマ、エゾヒグマという4種類のクマが飼育動物の一覧に掲載されています。ただし、同じクマでも展示施設や飼育管理の方法は異なり、すべての個体をいつでも見られるわけではありません。
2026年の注目点は、マレーグマの新規公開と展示変更、ホッキョクグマの繁殖計画、そして高齢のララの健康管理です。来園前には、動物の紹介ページだけでなく、札幌市円山動物園の「動物の展示のお知らせ」や「動物たちのニュース」も確認しておきたいところです。
特にマレーグマについては、2026年6月30日付の公式発表で、屋内と屋外の展示場を隔てる扉の改修に伴い、屋内展示場の使用を休止すると案内されています。ホッキョクグマのララについても、7月25日付の公式発表では治療の継続と、体調を見極めて展示再開を判断する方針が示されました。
これらの情報は、動物が死亡した、あるいは施設からいなくなったという意味ではありません。展示場所の変更や療養によって、来園者から見えない時間が生じることがあります。公開状況と動物の健康状態は分けて考える必要があります。

【マレーグマ】熊覇・小熊妹の来園から意図しない同居まで
2026年3月30日に来園、4月23日から一般公開
円山動物園のマレーグマ、熊覇と小熊妹は、台湾の台北市立動物園から寄贈され、2026年3月30日に来園しました。公式発表によると、熊覇はオスの18歳、小熊妹はメスの18歳です。
来園時、熊覇は台北動物園での檻入れの際に暴れ、爪が割れるけがを負っていました。一方、小熊妹は無事に到着し、餌を食べたり室内を探索したりする様子が確認されています。円山動物園は2頭が新しい飼育環境に慣れるための期間を設け、3月31日から熱帯雨林館を一時閉鎖しました。
その後、環境に慣れるための訓練が順調に進み、4月23日に一般公開が始まりました。当初は熱帯雨林館の屋内放飼場で、2頭を交代させながら展示する計画でした。
6月29日に発生した意図しない同居の理由
状況が変わったのは、2026年6月29日午前10時40分ごろです。公式発表によると、屋内展示場にいた熊覇が、本来同居させる予定のない小熊妹のいる屋外展示場へ入り、約15分間、同じ展示場で過ごす事案が発生しました。
原因は、屋内展示場と屋外展示場の間にある扉でした。通常はクマが開けられないよう、爪がかかる部分をふさぐなどの構造になっていましたが、2頭が内側と外側から同時に扉を押し上げたことで隙間ができ、熊覇が通り抜けてしまったと説明されています。
同居中には、互いに組み合い、押さえつけるような行動が見られました。飼育担当者の呼びかけや餌による誘導で2頭は別々の屋内寝室に収容され、公式発表では、大きなけがにつながる攻撃は確認されず、2頭ともけがはなかったとされています。
現在の展示はどうなっている?
事案発生後、園は2頭の状態を観察し、展示を再開しました。ただし、扉の改修が必要になったため、6月30日付の公式発表では、しばらくの間は屋内展示場を使用せず、屋外展示場のみで展示すると案内しています。
したがって、「マレーグマの展示が再開した」という情報と、「屋内でも以前と同じように見られる」という情報は同じではありません。2026年10月27日時点で参照できる個別の公式告知には、扉の改修完了日や屋内展示の再開日が示されていないため、訪問当日の展示案内を確認するのが確実です。
今回の事案で注目したいのは、扉が通常は開かない構造であっても、複数の動物が同時に力を加えることで想定外の状況が生じた点です。再発防止には設備の改修だけでなく、動物の行動を踏まえた運用や、改修後の安全確認も欠かせません。
【種類別比較】円山動物園で見られる4種類のクマの違い
円山動物園で飼育されているクマは、見た目も生息環境も異なります。園の動物紹介では、エゾヒグマ、ホッキョクグマ、ヒマラヤグマ、マレーグマがそれぞれの施設とともに掲載されています。
| 種類 | 主な生息環境 | 見た目・特徴 | 円山動物園での観覧ポイント |
|---|---|---|---|
| マレーグマ | 東南アジアの熱帯林 | クマの仲間では小型。短い黒い毛と胸の模様が特徴 | 熱帯雨林館。熊覇・小熊妹の展示場所は最新案内を確認 |
| ホッキョクグマ | 北極圏の海岸や海氷周辺 | 白っぽい毛並みと大きな体。泳ぎに適した体つき | ホッキョクグマ館のリラ・ライト、世界の熊館のララ。展示状況は個体ごとに異なる |
| ヒマラヤグマ | ヒマラヤ山脈周辺などの森林 | 黒い毛と胸元の明るい三日月状の模様が特徴 | アジアゾーンの高山館。公式案内の観覧時間は10時ごろ~16時ごろ |
| エゾヒグマ | 北海道の森林や山地など | 大型で、北海道の自然環境を代表する野生動物の一つ | エゾヒグマ館。野生のヒグマによる2025年の侵入事案とは区別して理解したい |
4種類を比べる際は、単に体の大きさだけでなく、どのような環境で暮らす動物なのかに注目すると観覧の理解が深まります。マレーグマは熱帯林、ホッキョクグマは北極圏、ヒマラヤグマは山地の森林、エゾヒグマは北海道の森林や山地と、それぞれ生息環境が異なります。
なお、展示施設の名称と動物の公開状況は別の情報です。施設が開いていても、個体が寝室に入っていたり、健康管理や飼育作業のために観覧が制限されたりする場合があります。

【ホッキョクグマ】リラ・ライト・ララの現在と展示変更
リラとライトの繁殖に向けた取り組みは3月に終了
ホッキョクグマ館では、メスのリラとオスのライトについて、繁殖を目指した同居が進められました。札幌市円山動物園の2026年3月27日付の発表によると、1月から同居を続けたものの交尾には至らず、2頭の発情が落ち着いてきたと考えられたため、今年度の同居を終了しました。
今後は、これまでどおりリラとライトを1頭ずつ交代で展示する方針が公表されています。繁殖を目指す同居では、動物同士の関係や行動を観察しながら進める必要があり、来園者が常に2頭を同時に見られるわけではありません。
また、2026年1月には繁殖に向けた同居を行うため、ホッキョクグマ館が一時的に全面閉鎖されました。その後、1月29日から展示が再開され、3月にも安全管理上の理由で館内の一部を閉鎖する時間帯が設けられています。こうした観覧制限は、繁殖計画と動物の安全を両立させるための措置です。
ララは現在どうしている?
世界の熊館で飼育されているララは、1994年11月20日生まれのメスで、2026年に31歳を迎えました。1996年5月9日に円山動物園へ来園した個体です。
2026年7月、ララの左後ろ足に出血と腫れが確認され、7月24日に全身麻酔下で詳細な検査が行われました。翌25日付の公式発表によると、左後ろ足の第4指と第5指の間に約2センチの裂傷があり、傷の奥には深さ約3センチの空洞が確認されました。
処置では、傷んだ組織を取り除き、傷口の洗浄・消毒などを実施。今後も抗菌薬の投与や患部の処置を続け、展示の再開は体調と傷の回復状況を見極めて判断すると説明されています。
2026年10月27日時点で参照できるララの個別告知は7月25日付で、そこには展示再開の日付が示されていません。ララに会うことを目的に訪れる場合は、当日の展示案内を確認し、公開状況が確定していない場合には動物園へ問い合わせるのがよいでしょう。
ホッキョクグマが展示場に見当たらない理由
ホッキョクグマ館では、動物が屋外展示場と非公開の寝室を自由に行き来できるようにしています。円山動物園の公式案内では、特に夏は暑さが負担になるため、冷房の効いた寝室で過ごす時間が増える傾向にあると説明されています。
そのため、展示場に姿が見えないことだけで、体調不良や展示中止と判断することはできません。反対に、公式発表で療養や展示中止が案内されている場合には、単に寝室にいるだけの状況とは区別する必要があります。
【2025年のヒグマ侵入】発生から駆除、再開までの経緯
円山動物園の安全対策を考えるうえで外せないのが、2025年11月に発生した野生のヒグマの侵入事案です。札幌市が公表した対応経緯によると、園内の飼育動物への被害はなかったものの、安全確認のため11月16日まで休園しました。
この事案は、園内で飼育しているエゾヒグマの展示とは別の問題です。侵入したのは園外から入り込んだ野生のヒグマであり、園はその個体を捕獲・駆除する対応を取りました。
侵入の発見から駆除までの時系列
札幌市円山動物園が公表した資料によると、対応の経緯は次のとおりです。
- 2025年11月9日:午前10時ごろ、円山原始林に隣接する「動物園の森」でヒグマの足跡が見つかり、正午に来園者の安全確保のため臨時休園。野生復帰施設の獣舎窓枠では、フェンスの一部が壊されていることも確認されました。
- 11月9日夜:園内にセンサーカメラが設置され、午後10時30分ごろには夜間警備員が職員通用門付近でヒグマを目撃しました。
- 11月10日:園内の複数箇所で新たな足跡が見つかり、監視カメラなどでもヒグマの姿を確認。園内に箱わなを設置し、猛禽舎と総合水鳥舎の前には電気柵を設置しました。
- 11月12日午前11時33分:箱わなにかかったヒグマ1頭を、札幌市の「さっぽろヒグマ基本計画2023」に基づいて駆除しました。
- 11月17日:安全確認のための休園を終え、動物園は再開する予定であることが札幌市から説明されました。
駆除された個体はオスで、体長113センチ、体高59センチ、前掌幅11センチでした。札幌市は、毛色や大きさなどから、11月9日ごろから園内や周辺に繰り返し出没していた個体と考えられると説明しています。
なぜ侵入を防げなかったのか?
円山動物園の外周は、忍び返しのある高さ3メートルの金網で囲まれていました。札幌市の公表資料によると、1951年の開園以来、園内へのヒグマの侵入は確認されていませんでしたが、2025年の事案では、この金網を乗り越えて侵入したとされています。
この事実が示すのは、従来の設備が存在することと、あらゆる侵入経路を防げることは同じではないという点です。野生動物の行動や周辺環境の変化を踏まえ、設備を継続的に点検する必要があります。
その後の安全対策はどうなった?
侵入確認後には、監視カメラやセンサーカメラによる確認、箱わなの設置、猛禽舎と総合水鳥舎前への電気柵設置が行われました。また、2026年1月に公表された対応資料では、外周フェンスへの電気柵設置などについて、専門家の意見を聞きながら有効な侵入防止対策を検討するとしています。
ここで注意したいのは、園内の一部施設周辺に電気柵が設置されたことと、外周全体への電気柵設置が完了したことは別だという点です。公式資料が示しているのは、実施済みの対策と、今後検討する対策の両方です。
また、今回の侵入個体は駆除後に目撃情報がなく、園内の飼育動物への被害もなかったと報告されています。来園者が安全に観覧できる環境を維持するためには、侵入を防ぐ設備だけでなく、異常の早期発見、来園者への周知、必要に応じた休園判断を組み合わせることが重要です。
【来園前に確認】クマの観覧時間・展示再開・休園日の調べ方
円山動物園のクマを見に行く場合、まず確認したいのは動物園全体の開園時間と、目的の動物の個別展示情報です。開園中であっても、すべての動物が同じ時間に展示場へ出ているわけではありません。
2026年の開園時間
札幌市円山動物園の公式案内では、開園時間は季節によって次のように設定されています。
- 夏期(3月1日~10月31日):9時30分~16時30分。最終入園は16時。
- 冬期(11月1日~2月末日):9時30分~16時。最終入園は15時30分。
休園日は原則として毎月第2・第4水曜日で、祝日に当たる場合は翌日です。8月は第1・第4水曜日となるほか、4月と11月には第2水曜日を含む週の平日休園、年末の12月29日~31日の休園も設定されています。特別な事情で変更される場合もあるため、来園日が決まったら公式の開園日カレンダーを確認してください。
クマの観覧時間は種類によって違う
公式の「動物の展示のお知らせ」では、アジアゾーン高山館のヒマラヤグマの観覧時間は、10時ごろから16時ごろと案内されています。一方、ホッキョクグマについては、屋外展示場と非公開の寝室を自由に行き来できる仕組みのため、常に観覧できるとは限りません。
マレーグマは屋内展示場の扉の改修に伴う展示変更が案内されており、ララについても健康状態に応じて展示を中止・制限する可能性が公表されています。したがって、クマ全体に共通する一律の観覧時間があると考えるのではなく、施設ごとの案内を確認するのが適切です。
訪問前に確認したい3つのポイント
- 個体別のお知らせ:熊覇・小熊妹の展示場所、ララの展示再開、リラとライトの展示状況など、目的の動物に関する最新情報を確認する。
- 施設の観覧制限:安全管理、繁殖に向けた同居、飼育作業などによって、一時的に施設が閉鎖される場合がある。
- 当日の開園情報:通常の開園時間や休園日に加え、臨時休園や観覧制限の有無も確認する。
特に遠方から訪れる場合は、特定の個体を必ず見られると決めつけず、複数の展示施設を回れるように予定を組むと、展示変更があった場合にも対応しやすくなります。
【円山動物園クマ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年、円山動物園のマレーグマは見られますか?
A1:熊覇と小熊妹は2026年4月23日に一般公開されました。6月29日の意図しない同居の後、6月30日付の公式発表では、扉の改修に伴い屋内展示場を休止し、屋外展示場のみで展示すると案内されています。訪問当日は最新の展示情報を確認してください。
Q2:熊覇と小熊妹が同居した理由は何ですか?
A2:公式発表によると、屋内展示場と屋外展示場を隔てる扉を2頭が同時に押し上げたことで隙間ができ、熊覇が小熊妹のいる展示場へ入りました。約15分間、組み合い押さえつけるような行動が見られましたが、2頭ともけがはなかったと報告されています。
Q3:ホッキョクグマのララは現在も展示されていますか?
A3:ララは2026年7月に左後ろ足の傷の検査・治療を受けました。7月25日付の公式発表では、治療を継続し、傷の回復状況と体調を見て展示再開を判断するとされています。同発表には再開日が示されていないため、来園前に最新のお知らせを確認してください。
Q4:2025年のヒグマ侵入で、園内の動物に被害はありましたか?
A4:札幌市が公表した対応経緯によると、飼育動物への被害はありませんでした。侵入した野生のヒグマは2025年11月12日に箱わなで捕獲され、駆除されています。園は安全確認のため11月16日まで休園し、侵入防止対策の検討も公表しました。
Q5:円山動物園のクマは何時まで見られますか?
A5:動物園全体の開園時間は、夏期が16時30分まで、冬期が16時までです。ただし、ヒマラヤグマなどは個別の観覧時間が設定され、ホッキョクグマやマレーグマも展示状況によって見られない時間があります。開園時間だけでなく、動物別のお知らせも確認しましょう。
まとめ:円山動物園のクマを見に行く前に押さえたい判断基準
2026年の円山動物園では、マレーグマの熊覇・小熊妹の公開と展示変更、リラとライトの繁殖に向けた取り組み、ララの健康管理など、クマの展示をめぐる複数の動きがありました。さらに、2025年11月の野生ヒグマ侵入事案を受け、侵入防止設備や安全管理の見直しも課題になっています。
来園前に最も重視したいのは、動物園が開園しているかどうかだけでなく、見たい個体が当日公開されているかどうかです。熊覇と小熊妹は屋内展示の休止、ララは治療後の展示再開判断という個別の事情があり、リラとライトも繁殖計画に応じて展示方法が変わる場合があります。
動物園の展示は、来園者が動物を観察するための場であると同時に、動物が健康で安全に暮らすための環境でもあります。姿が見えない時間や観覧制限が設けられることも、その管理の一部です。札幌市円山動物園の最新の公式発表を確認し、展示変更を前提に余裕を持った観覧計画を立てることが、2026年にクマたちに会いに行くための最も確実な方法です。 (出典: 円山 動物園 クマ(Yahoo!ニュース))