鈴木優磨はなぜ日本代表に選ばれない?2018年の負傷辞退から2026年最新事情まで徹底解説
鹿島アントラーズのエースとしてゴールを重ね、ベルギーのシント=トロイデンVVでも結果を残してきた鈴木優磨。J1で複数シーズンにわたって2桁得点を記録する実力者でありながら、日本代表では2018年の初招集以降、国際Aマッチへの出場が一度もない。2026年のFIFAワールドカップ北中米大会でも、日本代表メンバーに名前はなかった。
なぜ、クラブで実績を積み重ねてきた鈴木優磨は森保一監督率いる日本代表に選ばれないのか。2018年11月に負傷で代表参加を辞退した経緯、森保監督との不仲説、鹿島での成績、そして柿谷曜一朗との対談で明かした本人の考えを整理すると、単純な実力不足では説明できない事情が見えてくる。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2018年の初招集:ACL決勝で右足関節を負傷し、代表初招集を辞退。国際Aマッチ出場歴は2026年10月時点でゼロ。
- 代表に呼ばれない理由:攻撃陣の競争、戦術との適合性、代表でプレーを評価される機会がないことなどが考えられる。不仲説を裏付ける公式発表はない。
- 2026年の最新状況:ワールドカップの登録メンバーから外れ、9〜10月の日本代表招集メンバーにも選出されていない。本人も2025年の対談で鹿島に力を注ぐ考えを語っている。
【2018年に何があった?】鈴木優磨の日本代表初招集と負傷辞退の経緯
鈴木優磨の日本代表歴を語るうえで欠かせないのが、2018年11月の出来事だ。当時22歳だった鈴木は、鹿島アントラーズで得点力を発揮し、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でも存在感を示していた。
その活躍が評価され、森保一監督が率いる日本代表に初招集された。対象となったのは、2018年11月16日のベネズエラ代表戦と、同20日のキルギス代表戦に向けたメンバーだった。
ところが、代表活動への参加は実現しなかった。鹿島は11月10日に行われたACL決勝第2戦のペルセポリス戦で鈴木が負傷したと発表。報道によると、診断は右足関節捻挫で、治療期間は約2週間とされた。
日本サッカー協会(JFA)は11月13日、鈴木の負傷による不参加と、代替選手として杉本健勇を招集することを公表した。つまり、最初の代表招集を逃した直接的な理由は、監督との関係や本人の代表への姿勢ではなく、公式に発表された負傷だった。
当時の鹿島はACL制覇を目指す重要な局面にあり、鈴木自身もチームの主力としてプレーしていた。クラブでの大きな成果を代表での経験につなげるはずだったタイミングで、負傷が重なったことになる。
ただし、ここで押さえておきたいのは、2018年の辞退が、その後も招集されなかった直接の原因だと確認されているわけではないという点だ。負傷から復帰した後も代表に呼ばれなかった理由については、選考基準や競争環境など、別の要素を考える必要がある。

【年表で確認】鈴木優磨の代表歴と鹿島・シントトロイデンでの成績
鈴木優磨のキャリアを時系列で整理すると、代表での実績とクラブでの実績の間に大きな差があることがわかる。鹿島の公式選手プロフィール、Jリーグ公式記録、JFAの発表などをもとに、主な節目をまとめた。
| 時期 | 主な出来事・成績 | 日本代表との関係 |
|---|---|---|
| 2015年 | 鹿島のトップチームでJ1デビュー。同じ試合で初得点を記録 | 将来を期待される若手FWとして成長 |
| 2018年11月 | 鹿島で活躍し、ACL初優勝にも貢献 | 日本代表に初招集されるも、右足関節捻挫で辞退 |
| 2019〜2021年 | シント=トロイデンVVでプレー。ベルギー1部リーグでは2019-20年に24試合7得点、2020-21年に34試合17得点、2021-22年に11試合2得点 | 国際Aマッチ出場には至らず |
| 2022年 | 鹿島に復帰 | クラブでの再スタートを切る |
| 2023年 | J1で33試合14得点 | 代表招集なし |
| 2024年 | J1で36試合15得点 | 代表招集なし |
| 2025年 | J1で38試合10得点、5アシスト。鹿島のリーグ優勝に貢献 | 東アジアE-1選手権などでも選外 |
| 2026年 | J1百年構想リーグで19試合6得点。2026/27シーズンも鹿島でプレー | 北中米ワールドカップの登録メンバー、9〜10月の招集メンバーともに選外 |
注目すべきは、シント=トロイデン時代の2020-21シーズンに記録したリーグ戦17得点だ。海外で得点を重ねた経験は、鈴木がゴール前だけでなく、フィジカルや対人プレーでも成長した時期を示している。
鹿島復帰後も成績は安定している。2023年には14得点、2024年には15得点を記録し、2025年もリーグ戦38試合に出場して10得点を挙げた。日刊スポーツの2025年シーズン総括では、鈴木はリーグ最多の90回の被ファウルを記録したほか、シュートにつながるラストパスもチーム最多の43本だったと報じられている。
こうした数字は、鈴木が単に得点を待つストライカーではなく、相手DFとの競り合いで起点をつくり、味方の決定機を生み出す役割も担っていることを示す。
一方、代表歴については事情が異なる。鹿島の公式発表では、日本代表歴は2018年と記載されているものの、国際Aマッチ出場はない。初招集は実現したが、試合に出場する機会を得ないまま、その後の代表活動からも遠ざかっている。
【なぜ日本代表に呼ばれない?】実力・戦術・FWの競争から理由を分析
鈴木優磨が日本代表に選ばれない理由について、森保監督やJFAが個別の公式説明を出した事実は確認できない。したがって、特定の理由を断定することはできないが、代表の選手構成と鈴木のプレースタイルを照らし合わせると、いくつかの要因が浮かび上がる。
理由1:日本代表のFW陣は海外組を中心に競争が激しい
森保ジャパンの攻撃陣には、上田綺世、前田大然、堂安律、中村敬斗、久保建英ら、欧州のクラブでプレーする選手が名を連ねてきた。ポジションや役割はそれぞれ異なるが、代表ではゴール数だけでなく、守備時の貢献、ボールを奪った直後の動き、味方との連係なども評価対象になる。
J1で継続的に得点していることは大きな強みだ。しかし、国内リーグでの実績がそのまま代表での出場機会に直結するわけではない。代表は限られた活動期間の中で戦術を共有し、短い準備時間でも機能する組み合わせを優先する必要がある。
理由2:鈴木の持ち味と代表が求める役割が一致するとは限らない
鈴木の特徴は、強い身体を生かしたポストプレー、相手DFとの駆け引き、前線でボールを収める能力、そして自らチャンスをつくる判断力にある。相手に強く当たり、試合の流れを変えるような闘争心も特徴の一つだ。
ただし、代表では対戦相手によって前線に求められる役割が変わる。高い位置からの連動したプレス、背後へのランニング、サイドの選手とのポジション交換などをどこまで遂行できるかが選考の判断材料になり得る。鈴木の能力が低いという話ではなく、監督が必要とする役割との適合性が問われるということだ。
理由3:代表でのプレーを評価する機会がほとんどなかった
鈴木は2018年に初招集されたものの、負傷辞退によって代表チームでの活動を経験できなかった。その後も招集されていないため、代表の練習や試合で監督が直接プレーを確認する機会が限られてきた。
代表はクラブのように毎週試合を行うチームではない。監督はリーグ戦の映像や視察などから選手を評価する一方、代表での短期間の活動に適応できるかも考慮する。初招集の段階で実戦を経験できなかったことは、少なくとも代表キャリアの出発点において不利な状況だったと考えられる。
理由4:本人の考え方も、現在の選考を考えるうえで無視できない
2025年7月の柿谷曜一朗との対談で、鈴木は日本代表の強さを高く評価し、自分の力を鹿島に注ぎ込みたいという考えを語った。本人が代表を優先して復帰を目指していると一概にはいえない発言であり、選手側の意向という観点でも重要な材料だ。
ただし、この発言だけで「鈴木が日本代表を正式に引退した」と判断するのは早い。本人の言葉は、その時点での考えや鹿島への思いを示したものであり、将来にわたって招集を拒否すると明言したものとは区別する必要がある。

【森保一監督との不仲説は本当?】SNSの話題と確認できる事実を整理
鈴木優磨の代表選外をめぐっては、森保一監督との関係が悪いのではないかという説も繰り返し話題になってきた。特に注目されたのが、2020年9月に鈴木がSNSへ投稿したと報じられた内容だ。
2023年に掲載されたFOOTBALL ZONEの識者コラムでは、鈴木が当時、監督の選考や自身のプレーに関するやり取りを連想させる投稿をしていたことが取り上げられた。投稿は現在削除されたものとされ、その内容から森保監督との間に何らかの行き違いがあったのではないかという見方が示されている。
一方、同コラム自体も、森保監督が鈴木を招集しないと決めた経緯については推測を含んでいる。監督が実際にどのような言葉を鈴木に伝えたのか、あるいは投稿がどのような状況で書かれたのかについて、JFAや鹿島が公式に説明したわけではない。
2022年の日刊ゲンダイの記事でも、監督批判が招集されない理由だという話が取り上げられたが、記事内ではその話自体が噂の域を出ないことや、選考では監督が求めるFW像との適合性も考える必要があることが指摘されている。
ここで分けて考えたいのは、次の3点だ。
確認できる事実:鈴木は2018年に森保ジャパンから初招集を受けたが、負傷によって参加を辞退した。その後、2026年10月まで国際Aマッチへの出場はない。
報道で取り上げられた内容:2020年のSNS投稿や、監督の選考方針に関する話が、代表に呼ばれない理由として論じられてきた。
確認できないこと:森保監督が個人的な不仲を理由に鈴木を排除している、あるいは鈴木が監督を嫌っているため招集を拒んでいるという断定的な説明だ。
つまり、不仲説には話題となった経緯があるものの、それだけで代表選外の真相を説明することはできない。選考の理由を考えるなら、クラブでのパフォーマンス、代表の戦術、FW陣の競争、本人の意向を合わせて見る必要がある。
【本人は代表をどう考えている?】柿谷曜一朗との対談で語った本音
鈴木優磨の日本代表に対する現在の考えを知るうえで、重要な資料となるのが、TBS系列のサッカー番組「KICK OFF! J」で2025年7月に放送された、元日本代表FWの柿谷曜一朗との対談だ。
柿谷から日本代表でプレーすることへの思いを尋ねられた鈴木は、現在の代表について「歴代で一番強い」と評価したうえで、自分が代表で何かをすることについては慎重な考えを示した。そして、鹿島に自分の力を注ぎ込みたいという趣旨の発言をしている。
さらに、代表のユニフォームを着ることについても、基本的には考えていないという趣旨の言葉を口にした。これは、単に代表から声がかからないことへの不満を述べるのではなく、現在の日本代表の戦力を認めたうえで、自分が貢献する場所として鹿島を重視している姿勢を示したものだ。
この発言は、代表復帰を待ち望むファンにとって意外に映ったかもしれない。クラブで得点を重ねている選手なら、代表入りを強く希望していると考えられがちだからだ。しかし、選手のキャリアは代表だけで決まるものではない。クラブでの役割、チームへの責任、タイトル獲得への思いも、本人にとって重要な判断材料となる。
同じ対談では、鈴木がベルギー移籍前は自分をストライカーだと考えていたものの、海外には自分より大きく、得点力があり、強い選手がいるため、ストライカーとしての能力だけでは勝負できないと感じたことも語られた。その経験から、周囲を生かすプレーなど、さまざまな能力を身につける必要性を感じたという。
また、試合中に感情を前面に出す姿勢については、相手との駆け引きのために演じている部分もあると説明している。こうした本人の言葉からは、鈴木のプレースタイルが単なる感情的な振る舞いではなく、試合で自分の持ち味を発揮するための意図を含んでいることがうかがえる。
代表選考を考える際には、こうしたプレーの特徴も含めて評価する必要がある。ピッチ上での激しさだけを切り取って人物像や監督との関係を判断するのではなく、本人が何を狙ってプレーしているのか、どのような役割をチームで担っているのかを見ることが重要だ。

【2026年最新】ワールドカップ選外と代表復帰の可能性を検証
2026年10月時点で、鈴木優磨は北中米ワールドカップの日本代表登録メンバーに選ばれず、大会後の9〜10月に行われた日本代表活動でも招集されていない。JFAが公表したワールドカップの登録メンバーと、9月・10月の招集メンバーのいずれにも鈴木の名前はない。
2026年9月の招集では、ワールドカップ後のチーム再編に伴い、初招集の選手や復帰した選手が複数名選ばれた。国内クラブでプレーする選手も含まれており、国内組だから代表入りが難しいという単純な構図ではない。ただし、鹿島で結果を残している鈴木は、その機会にも選出されなかった。
クラブでの実績だけを見れば、代表候補として議論されるだけの材料はある。2025年はJ1で38試合10得点を記録し、鹿島のリーグ優勝に貢献。2026年のJ1百年構想リーグでも19試合6得点を挙げている。2026/27シーズンも鹿島でプレーを続けている。
それでも代表入りに至らない現状には、攻撃陣の選考方針や戦術的な役割、ほかのFWとの競争が影響している可能性がある。2026年のワールドカップでは、上田綺世や前田大然らが登録され、ポジションや役割に応じて複数の攻撃的選手が選ばれた。鈴木が持つ強さやチャンスメイク能力が、代表の限られた枠の中でどのように評価されるかは別の問題だ。
では、今後の代表復帰はあり得るのか。
現状では、近い将来の招集を確実視できる材料は乏しい。2025年の本人発言では鹿島への集中を強調しており、2026年のワールドカップ後も招集されていないためだ。一方で、本人が将来の代表招集を永久に拒否すると正式に表明したわけではない。したがって、復帰の可能性を完全に否定することもできない。
今後、代表復帰の可能性を判断するうえでは、次の3点が重要になる。
1. クラブでの継続的な結果:得点だけでなく、チャンスメイク、前線でのボール保持、守備への貢献などが高い水準で続くか。
2. 代表の戦術的な需要:相手の守備を崩すために、ポストプレーや対人の強さを持つFWが必要とされるか。特定の相手に対する選択肢として評価されるか。
3. 本人の意向:鹿島に力を注ぐという考えが今後も変わらないのか、それとも代表でプレーすることへの姿勢に変化が生じるのか。
この3点がそろえば、代表復帰の議論が再び活発になる可能性はある。ただし、クラブで好成績を残しただけで招集が約束されるわけではない。本人の意向と監督の選考方針の両方が、今後の鍵となる。
【鈴木優磨日本代表】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:鈴木優磨の日本代表Aマッチ出場歴はありますか? A1:2026年10月時点で国際Aマッチ出場はありません。2018年11月に初招集されましたが、右足関節捻挫によって代表参加を辞退しました。
Q2:鈴木優磨が代表に呼ばれないのは森保監督との不仲が原因ですか? A2:不仲が原因だと公式に確認された事実はありません。過去のSNS投稿などをめぐって関係性が議論されたことはありますが、代表選外の理由を不仲だけで説明することはできません。
Q3:鈴木優磨は2026年ワールドカップの日本代表メンバーに選ばれましたか? A3:選ばれていません。JFAが公表したワールドカップの登録メンバーに名前はなく、大会後の2026年9〜10月の代表招集メンバーにも選出されていません。
Q4:鈴木優磨は日本代表に復帰したいと考えていますか? A4:2025年7月の柿谷曜一朗との対談では、現在の日本代表の強さを評価し、自分の力を鹿島に注ぎ込みたいという考えを語っています。ただし、将来にわたって代表招集を拒否すると正式に表明したわけではありません。
Q5:鈴木優磨は鹿島でどのくらい活躍していますか? A5:2025年のJ1では38試合10得点5アシストを記録しました。2024年は36試合15得点、2023年は33試合14得点で、継続的に高い得点力を発揮しています。
まとめ:鈴木優磨の代表選外を判断するために知っておきたいこと
鈴木優磨が日本代表に選ばれない理由は、一つの出来事や噂だけでは説明できない。2018年の初招集は負傷によって実現せず、その後は鹿島やシント=トロイデンで結果を残しながらも、国際Aマッチに出場する機会を得られなかった。
森保一監督との不仲説については、過去のSNS投稿や報道をきっかけに議論が続いてきたものの、個人的な関係が選外の決定的な理由だと裏付ける公式情報はない。代表のFW陣の競争、戦術との適合性、招集機会の少なさといった要因を合わせて考える必要がある。
2026年のワールドカップでも選外となり、大会後の代表活動でも招集はなかった。一方、クラブでは2025年のリーグ優勝に貢献し、2026年も得点を重ねている。代表での実績がないことと、選手としての実力やクラブへの貢献度は、分けて評価すべきだ。
そして、見落とせないのが本人の考えだ。柿谷曜一朗との対談で鈴木は、日本代表の強さを認めたうえで、鹿島に力を注ぎたいと語った。代表復帰を待ち望む声がある一方で、本人が現在のキャリアで何を優先しているのかも、同じくらい重要な情報である。
【プロの結論】 鈴木優磨の日本代表復帰を見極めるには、噂の真偽だけを追うのではなく、J1での成績、代表が必要とするFW像、本人の発言、そして実際の招集メンバーを継続して確認することが大切だ。2026年10月時点では復帰を予測できる確かな材料は限られているが、クラブでのパフォーマンスが今後の評価につながる余地は残されている。 (出典: 鈴木 優 磨 日本 代表(Yahoo!ニュース))